きめつの写真。 エヴァっちはコンパクトサイズ!きめつたまごっちも同じ?【ちょいレビュー】

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きめつの写真

『石内 都 肌理(きめ)と写真』が、2017年12月9日(土)〜2018年3月4日(日)にかけて横浜美術館にて開催される。 石内都は1947年生まれ。 2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりだ。 国内では8年ぶりの大規模個展となる本展では、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約200点を展示する。 初個展「絶唱、横須賀ストーリー」から40年 国内では8年ぶりの大規模個展 今年、デビュー40周年を迎える石内都。 建物や皮膚そして亡き母や被爆者の遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の作品は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けている。 本展は、石内の40年にわたる活動を展覧できる、国内では8年ぶりの大規模個展。 「肌理 きめ 」をテーマに自選された約200点を紹介する。 《ひろしま 106 Donor:Hashimoto, H. 》2016年 石内都の写真と「肌理 きめ 」 「肌理 きめ 」は、石内の作品のエッセンスを伝える言葉。 学生時代に染織を専攻した石内は、物の肌理 きめ に対する鋭敏な感覚を備え、建物や皮膚や遺品の表層に現れる時間の痕跡を写真におさめてきた。 石内の作品は、時間と記憶を封じ込める肌理 きめ をとらえた写真であり、また、時間をかけて現像された写真そのものは、石内が染め上げた無数の粒子からなるもう一つの表面=肌理 きめ といえる。 本展は、石内の代表作を「肌理 きめ 」というキーワードで捉え直す試みだ。 《Frida by Ishiuchi 107》2012年 石内都と「横浜」 1975年、石内は家族の住む横浜に暗室を構え、写真家としての活動を始めた。 以来、石内のモノクローム写真のほぼすべてが、この暗室で制作されてきた。 また、石内はデビュー前から、横浜の風景を撮影。 本展では石内が横浜を撮影した最初期の写真「金沢八景」をはじめ、横浜の近代建築に取材した「YOKOHAMA 互楽荘」を展示するなど、石内と横浜の関係に焦点を当てていく。 《Yokohama 互楽荘》1987年 「Innocence」「ひろしま」の未発表作と、ふたつの新シリーズを公開 本展では、女性の傷跡を写した「Innocence」、撮影開始から10年目となる「ひろしま」など、既存のシリーズの未発表作を多数公開する。 また、新シリーズとして、アメリカのファッションデザイナーの亡き父の遺品の着物を撮った作品や、徳島県の阿波人形浄瑠璃の衣装に取材した作品を展示する。 art. museum.

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1975年、石内さんは横浜の自宅に暗室を構え、写真家として活動をはじめました。 以来、デビュー作である「絶唱、横須賀ストーリー」から「Mother's」に至るモノクローム作品のほぼ全てが、横浜の暗室で制作されたそうです。 横浜という地は、石内さんにとっての貴重な被写体でもあり続けました。 会場には「Apartment」、「連夜の街」、「yokohama 互楽荘」、「Bayside Courts」など、今となっては失われてしまった風景や建物が展示されており、石内さん自身が撮影する行為を通して、自分の記憶に、住人たちの想いを刻み込んでいるような印象を受けました。 また、横浜美術館コレクション展内の写真展示室では「絶唱、横須賀ストーリー」のヴィンテージブランドが展示されているので、ぜひそちらにも足を伸ばしてみて下さい。 その写真作品を鑑賞してこそ、石内さんが歩みが理解できると思います。 銘仙は、ヨーロッパの新鋭美術の動向を取り入れた斬新なデザインと鮮やかな色彩が特徴で、日本の近代化を支えた大正・昭和の女性が普段着として愛用していた着物です。 石内さんは絹の歴史を紐解き続けています。 会場では目を奪われる色彩豊かな着物の写真作品だけでなく、絹糸の源となる蚕がうごめく映像作品も上映されています。 そして、1990年代から2000年代に渡り継続している傷跡を捉えたシリーズも展示しています。 このシリーズの制作は、石内さん自身が生きることへの根源的な意味を問い直す作業だったそうです。 まるでからだに傷跡がある女性たちの悲しみや苦しみを分かち合ったような作品です。 存在しつづける遺品たち 母の死と向き合うために撮影された「Mother's」は、石内さんが遺品を撮るキッカケとなった作品です。 その作品を通して、その後の写真の方向性を決定づけたと言われています。 1つ目のブロックでも紹介した、被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」や、女性の痛みや苦しみを主題に作品を描いたフリーダ・カーロの遺品を捉えたシリーズなど。 持ち主の身体が消滅した後も残される物を、時間の堆積として被写体を捉え、撮影するあり方を提示しています。 作品に収められている洋服のシワやシミ、装飾が剥げ落ちた指輪や、微かにヒビが入っている櫛…その全ての持ち物には当事者がいたことの証であり、生命の痕跡からどんな人物だったのかを想像してしまいます。 そして、それは鑑賞者である私たちに当事者を連想させることで、その記憶が忘れ去られないようにしているかのようにも思えました。 優しさの眼差し 会場を巡りながら写真作品を鑑賞していると、風景、人物、遺品…それぞれテーマは違うはずなのに、どの被写体に対しても慈悲の眼差しで捉えられているように感じました。 石内都さんはそんな被写体自身でさえも気付いていないような、微かな痛みや傷にさえも敏感に感じ取り、そっと優しく寄添うことのできる人物なのだと思います。 そんな視点を持ってして様々な物事を見れるようになれたら、きっと視野が広がって既存とは違う見方ができ、日々の暮らしで本当の意味での優しさに気づけることでしょう。 また、会期中は学芸員によるギャラリートーク、夜のアートクルーズが開催されます。 その他にも、石内都さんが銘仙を撮影していることから、着物の来場者には割引が適用されたりと、面白い試みがされているのでぜひ足を運んでみてください。

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1975年、石内さんは横浜の自宅に暗室を構え、写真家として活動をはじめました。 以来、デビュー作である「絶唱、横須賀ストーリー」から「Mother's」に至るモノクローム作品のほぼ全てが、横浜の暗室で制作されたそうです。 横浜という地は、石内さんにとっての貴重な被写体でもあり続けました。 会場には「Apartment」、「連夜の街」、「yokohama 互楽荘」、「Bayside Courts」など、今となっては失われてしまった風景や建物が展示されており、石内さん自身が撮影する行為を通して、自分の記憶に、住人たちの想いを刻み込んでいるような印象を受けました。 また、横浜美術館コレクション展内の写真展示室では「絶唱、横須賀ストーリー」のヴィンテージブランドが展示されているので、ぜひそちらにも足を伸ばしてみて下さい。 その写真作品を鑑賞してこそ、石内さんが歩みが理解できると思います。 銘仙は、ヨーロッパの新鋭美術の動向を取り入れた斬新なデザインと鮮やかな色彩が特徴で、日本の近代化を支えた大正・昭和の女性が普段着として愛用していた着物です。 石内さんは絹の歴史を紐解き続けています。 会場では目を奪われる色彩豊かな着物の写真作品だけでなく、絹糸の源となる蚕がうごめく映像作品も上映されています。 そして、1990年代から2000年代に渡り継続している傷跡を捉えたシリーズも展示しています。 このシリーズの制作は、石内さん自身が生きることへの根源的な意味を問い直す作業だったそうです。 まるでからだに傷跡がある女性たちの悲しみや苦しみを分かち合ったような作品です。 存在しつづける遺品たち 母の死と向き合うために撮影された「Mother's」は、石内さんが遺品を撮るキッカケとなった作品です。 その作品を通して、その後の写真の方向性を決定づけたと言われています。 1つ目のブロックでも紹介した、被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」や、女性の痛みや苦しみを主題に作品を描いたフリーダ・カーロの遺品を捉えたシリーズなど。 持ち主の身体が消滅した後も残される物を、時間の堆積として被写体を捉え、撮影するあり方を提示しています。 作品に収められている洋服のシワやシミ、装飾が剥げ落ちた指輪や、微かにヒビが入っている櫛…その全ての持ち物には当事者がいたことの証であり、生命の痕跡からどんな人物だったのかを想像してしまいます。 そして、それは鑑賞者である私たちに当事者を連想させることで、その記憶が忘れ去られないようにしているかのようにも思えました。 優しさの眼差し 会場を巡りながら写真作品を鑑賞していると、風景、人物、遺品…それぞれテーマは違うはずなのに、どの被写体に対しても慈悲の眼差しで捉えられているように感じました。 石内都さんはそんな被写体自身でさえも気付いていないような、微かな痛みや傷にさえも敏感に感じ取り、そっと優しく寄添うことのできる人物なのだと思います。 そんな視点を持ってして様々な物事を見れるようになれたら、きっと視野が広がって既存とは違う見方ができ、日々の暮らしで本当の意味での優しさに気づけることでしょう。 また、会期中は学芸員によるギャラリートーク、夜のアートクルーズが開催されます。 その他にも、石内都さんが銘仙を撮影していることから、着物の来場者には割引が適用されたりと、面白い試みがされているのでぜひ足を運んでみてください。

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