フランケン シュタイン 和訳。 「フランケンシュタインが作り出した悲しき怪物は、いまだに作られている」

フランケンシュタインのあらすじ 原作小説をネタバレありで

フランケン シュタイン 和訳

デスシティー郊外には様々な施設がある。 一般の人が入ってもいい場所や駄目な場所。 あからさまに入ったらおっ死にそうな場所。 そんな危なげな場所のひとつにツギハギ研究所がある。 このツギハギ研究所は建物の主を模したのか、建物なのに縫い合わせたかのようにツギハギだらけだ。 何故ツギハギなのか、いつからツギハギなのか、色々な憶測が飛び交っているが、 「ただの趣味だしなこれ」 ハヤテは友人の家に遊びに行く気楽さでツギハギ研究所に来ていた。 スピリットにはこのあと行くつもりだったなどと言っていたが、まずスピリットと会ったのも偶然なのでそんな予定を立てているわけもない。 予定自体は立てていなかったが、ハヤテはこちらに戻ってきたらできるだけ早くこの建物の主の元に向かおうと考えていた。 釘を刺すために。 この建物は 一 ・ 応 ・ 診療所としての役割もあるため、このくらいの時間なら正面玄関は施錠されていない。 大切なモノは全てこの建物の主の側にあるので特に問題ないとのことだ。 あえて挙げるとすれば一番大事なものは建物の主の知識なので盗めるものなら盗んでみろといった感じだろうか。 診療や解体実験などをやっているのに清潔感のない建物の中をハヤテは迷うことなく歩いていく。 廊下の端をツギハギな縫合痕のある小動物が駆けている時点でセキュリティや清潔感など捨てていることがわかる。 それでも腕がいいから許されているのだ。 「入るぞー」 ハヤテはこの建物の主がいるはずの部屋の扉を開けながら声をかける。 扉を開けて正面にある机に普段なら齧り付いていたりするその人は今は存在せず、その奥から気配がする。 「おーい、シュタイン!……昼なのになんで寝てるんだよ」 まだ酒精が抜けきっていないハヤテは、寝ているその人を無理やり起こそうとするが起きない。 「……ガチ寝するなら施錠しろ」 いつもなら隙なくヘラヘラとニヤついた表情で人を笑うツギハギ男は、眼鏡を外してキッチリカッチリ患者を載せるベッドの上で目を覚まさない。 ハヤテはダル絡みしても反応がないことにため息をついてから、キッチンに向かった。 僕にも一杯ちょうだい」 「入れ物はビーカーしかないけど」 「もちろん」 「俺が買っておいたカップは?」 「趣味に合わなかったから捨てたけど?」 「……」 シュタインは熟睡から目覚めると部屋に人の気配があった。 即迎撃に出ようとしたが、よく知る魂の波長だったので真面目な顔から一転、にやけた顔でハヤテに注文をした。 ハヤテもそう言われることがわかっていたので、インスタントの粉をビーカーに入れてお湯を注ぐ。 ここにはちゃんとした道具がない故のインスタントコーヒー。 「なんでこんな時間に寝てたんだよ。 徹夜なんて特技のひとつだろ」 「最近忙しかったんだよ。 ハロウィンがあったじゃないですか」 「デスシティーでは盛大なイベントになるけど、シュタインは出し物しないだろ?」 「その時に魔女がデスシティーに現れた」 「……ふーん」 ハヤテは頭の中に元嫁が浮かぶが、元嫁のナザールと名乗っていた女性は頭のとても良い。 そんな人がハロウィンというイベントに乗じるなんていうよくある作戦を組むわけがない。 そんなハヤテはニヤつきながらも鋭くシュタインに観察されているが、そんなことハヤテだって気がついている。 わかってはいるが元妻のことになると、シュタインに隠蔽できるほど上手く誤魔化せない。 「まあ結局NOTの武器1職人2の組み合わせによって滅せられたんですけどね」 「武器2職人1ならたまにいるけどその逆か。 やっぱり職人が強くて仲良しだったり?」 「武器は未熟だけど将来性という面なら悪くない……馬鹿っぽいけど。 職人は王室槍術の使い手に総合格闘の実力者。 もっと詳しく話します?」 「強そうだね……それでその魔女ってどんなやつ?」 シュタインがニタニタしながらあからさまに魔女の話から離れようとし始めたので、ハヤテは降参するように手を挙げ、話の矛先を戻す。 「ゴーゴン姉妹の一人、シャウラ・ゴーゴン。 サソリの魔女で毒を使って洗脳なんかをしてくる奴だけど……ハヤテは知らないみたいだ」 「シャウラ、メデューサ、アラクネだったか。 アラクネは昔に死神様が殺して、シャウラも同じく殺された。 あと残ってるのはメデューサくらいか」 「……メデューサがどこかでおっ死んでなければですけどね」 シュタインもハヤテも聞きたい情報がもうないので二人とも黙る。 ハヤテは元妻ナザールが殺されたわけではなかったことに安堵し、シュタインは面倒だと言われているゴーゴン姉妹がハヤテの元妻ではなさそうなので一息ついた。 「奥さんと10年くらい前から別れていること? それともその首筋にある大きな裂傷のこと……はたまたマリーのこともありそうだ。 それから」 「もういいストップ」 ハヤテはこれ以上シュタインに話されるとまずいことになりそうなので黙らせる。 首筋、赤い血で固められた傷跡が痛みを発している時点でもう遅い気がするが。 「大方奥さんと別れたことでしょ。 スピリット先輩には言っていなかったとかそんな感じでしょうし」 「シュタインには妻に逃げられて、初めてデスシティーに来た時にバレてたけどね。 傷の話もあったことだし検査よろしく」 「改造の調整は?」 「程々に頼む」 ハヤテはジャケットや上着をその場で脱いで上半身を晒す。 すると首筋から胸元にかけて大きな傷跡があった。 赤い血で傷跡が固められているのは首だけで、胸元は痛々しい傷跡だけが残っている。 ハヤテはスピリットと違い、自らシュタインに改造されていた。 昔、強さに固執していた時にやってもらってしまった名残のようなものだ。 元々才能があったからか、無理やり開花させられた魂感知能力。 それ以外にもハヤテは普通の職人よりも高い身体能力を誇るが、それはシュタインによる肉体の魔改造による部分も割と大きい。 麻酔で顔以外動かなくなったハヤテにシュタインは、ヘラヘラ笑いながらメスをチラつかせながら質問する。 ハヤテはいつものお遊びだろうと無視したら顔を軽く抉られたので、言えることは素直に答えることにした。 「魔剣というものを知っていますよね?」 「魔武器のこと……わかったから目ん玉えぐろうとしないでくれ」 「ハヤテが言えないラインはだいたい把握しているからさっさと話せ。 言えないことは言わないとはっきり言ってくれていいですから」 シュタインは至極真面目な顔で問いかける。 シュタインが最近また死武専に呼び戻されている。 それもこれも魔剣という存在が現れたからだ。 そしてシュタインはその魔剣がどういう奴か何となく予想はしているが、どんな能力、どんな戦い方、どんな性格かなどは全くわからない。 まず本来ならこの時のシュタインは魔剣がどんなものか知らないはずなのだが、ハヤテという存在で魔剣が何なのかを理解していた。 「魔武器を何らかの方法で溶かして職人の血管に流し込む。 武器と職人が一体となった存在が魔剣だな。 シュタインが知りたいのは魔剣本体よりも黒血じゃないか?」 これらの知識は全てハヤテの元妻、ナザールに殺される時に冥土の土産として送られたものだ。 彼女本人もまさかハヤテもアリスも生きているとは思わないだろう。 「黒血についても知りたいが、まずは魔剣についてもう少し」 「魔剣は溶かされた魔剣が職人の血液と溶け合っているから、多分血液を操作出来る。 硬質化や血液操作は余裕だろうね」 「……斬撃では不利と。 なら魂威と縫合で戦うべきか」 あまりにも知りすぎているハヤテを全く疑わず、シュタインはハヤテの言葉をそのまま鵜呑みにしていく。 普通なら魔女が作り出した魔剣についてここまで知っていたら、協力者だと思われても仕方が無いのだが、シュタインはそんなことは無いと今のハヤテを信頼している。 昔のハヤテならやりかねないが。 「魔剣本人については知らない。 で、死神様にも探れって言われているであろう黒血だな」 「……ヘラヘラ、やっぱりバレてました?」 「言われたから聞いたのが1%、興味があるから99%どうせこんなんだろ?」 「そりゃ知らない事を暴きたくなるのが大人ってもんですからねぇ」 「それで天然記念物を解体するのはやめろよ? 死神様が怒られるんだから」 「前向きに検討だけしようと思います」 「……はぁ」 ツギハギ研究所の奥の部屋に捕えられている一匹の天然記念物の鳥が悲しみに鳴いた。 「黒血は死神様の予想通り血を抜いた化け物を復活させるための触媒だよ」 「……なら魔剣はやはり鬼神の卵か。 厄介だ」 ハヤテはそれ以降黙り込んだ。 これ以上の知っていることは言えない。 何故ならあと残っているのは元妻に関してのことばかりだからだ。 「どうせ言わないと思うけど、ハヤテを不意打ちで瀕死に持ち込み、アリスを瀕死にした魔女の姿はどんなですか?」 「……」 「まあ、ここまで情報があれば何とかなるでしょう」 シュタインは喋りながらもハヤテの体をバラして調整し、元に戻していく。 ハヤテの体をしっかり見るのは久しぶりだ。 その体は前にシュタインが弄った時と大幅に変わっていた。 魔女がハヤテの体を使って実験でもしたか。 これは僕の実験体なんですけどねぇ……ここまで珍しい素体はいないからしょうがないと言えばそれまでだが 昔に比べて更に 魔 ・ 女 ・ に ・ よ ・ っ ・ て ・ 強 ・ 化 ・ されていたハヤテの体を、その強化を壊さないようにシュタインにとって都合のいいように弄り倒した。 「麻酔は数時間で解けるからそれまではそこで寝てるように」 「どっか行くのか?」 「魔剣と黒血についてを報告ですよ。 ああ、面倒くさい」 「そうか、いってらっしゃい。 」 シュタインは報告することを告げてから、そのまま身を翻して研究所を後にした。 「それでシュタイン様が言おうとしたマリーについて。 私は知らないのですが」 「……麻酔が効いて眠くなってきたから寝るわ」 「マリーを堕としただけではないのですか? それ以外にも何かをシュタイン様は言おうとしていましたが」 「……」 「答えてくださいハヤテ様」 「…………」 「ハヤテ、答えて」 先程までいなかったはずのアリスがハヤテの真横に立っていて、光の宿っていない目でハヤテを尋問し続けた。 結果はハヤテの我慢勝ちで戦いが終わった。 そこには死神様とシュタイン、あとキャバクラをシュタインのツケにしたことがバレて折檻されたスピリットがいた。 「やっぱり彼は離婚してたのね。 しかも10年以上前に」 「びっくりっすよね」 「僕も死神様もすぐに察してましたよ、スピリット先輩」 「……まじ?」 「部下を気遣えるのがいい上司のひとつだからね」 スピリットは体を縫合糸で雁字搦めにされながら、自分の鈍さに少しだけ落ち込み始めた。 そんなスピリットをヘラヘラした笑みで眺めていたシュタインだったが、死神様の一言で態度を変えた。 「それでハヤテくんを 殺 ・ し ・ た ・ 犯人はやはり鬼神の復活を企んでいると」 「……はぁ!? まじっすかそれ!」 「ハヤテ本人が喋りました。 黒血と魔剣についてだけ」 「ハヤテの奥さんだったナザールについては?」 「当然黙秘ですよ」 スピリットはすぐさま死神様の顔色を伺う。 ただの強いだけの魔女の情報を意図的に黙っているだけでも割と許されないことだ。 そして今回はあの鬼神、厄災であり災害であり、復活させてはいけない存在を復活させようとしている存在の情報隠匿。 当然死神様は黙っていないだろう。 「……不味いね」 「リスト入りかな?」 「シュタインももう少し俺にわかるように話せって」 「ハヤテが悪人のリストに載るかもしれないっていう話ですよ」 「は?……どういうことだ!」 シュタインの言葉にスピリットは少し呆然としてから、縫合糸を武器化して切り裂き、シュタインの白衣の胸元を持ち上げるのだった。

次の

ラムシュタインにまつわるエトセトラ : 死して屍拾う者無し

フランケン シュタイン 和訳

「」も参照 5月、メアリーは後の夫となる詩人のと駆け落ちし、やその友人のジョン・ポリドリ John William Polidori らと、・近郊の畔のディオダティ荘に滞在していた。 長く降り続く雨のため屋内に閉じこめられていた折、バイロンは「皆でひとつずつ怪奇譚を書こう We will each write a ghost story. 」と提案した。 メアリーはこの時の着想を膨らませ1816年頃に執筆開始、1818年3月11日に匿名で出版した。 ジャンル分類 [ ] の代表であるが、同時にの小説とする見方もある。 の形式もとる。 科学技術を背景とする着想が見られることから、最初のとする評価も生まれた。 ストーリー [ ] 小説は、の探検隊の隊長ロバート・ウォルトンが姉マーガレットに向けて書いたになっている。 ウォルトンはのから北極点に向かう途中、北極海で衰弱した男性を見つけ、彼を助ける。 彼こそがであり、彼がウォルトンに自らの体験を語り始めるである。 スイスの名家出身で生れの青年、フランケンシュタインは父母と弟ウィリアムとに住む。 父母は旅行中に貧しい家で養女のエリザベスを見て自分たちの養女にし、ヴィクターたちと一緒に育てる。 科学者を志し故郷を離れて・の名門ので自然科学を学んでいた。 だが、ある時を境にフランケンシュタインは、生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれる。 そして、狂気すらはらんだ研究の末、「理想の人間」の設計図を完成させ、それが神に背く行為であると自覚しながらも計画を実行に移す。 自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることで11月のわびしい夜に怪物の創造に成功した。 誕生したは、優れた体力と人間の心、そして知性を持ち合わせていたが、細部までには再生できておらずに、筆舌に尽くしがたいほど容貌が醜いものとなった。 そのあまりのおぞましさにフランケンシュタインは絶望し、怪物を残したまま故郷のジュネーヴへと逃亡する。 しかし、怪物は強靭な肉体のために生き延び、野山を越え、途中「神の業(Godlike science)」 である言語も習得して雄弁になる。 やがて遠く離れたフランケンシュタインの元へたどり着くが、自分の醜さゆえ人間達からは忌み嫌われ迫害されたので、ついに弟のウィリアムを怪物が殺し、その殺人犯としてお手伝いのジュスティーヌも絞首刑になる。 孤独のなか自己の存在に悩む怪物は、フランケンシュタインに対して自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人造るように要求する。 怪物はこの願いを叶えてくれれば二度と人前に現れないと約束する。 しかし、さらなる怪物の増加を恐れたフランケンシュタインはもう一人作るのを辞めて、怪物の要求を拒否して()、機器を海へ投げ出す。 怪物は同伴者の友人クラーヴァルを殺し、海からの村に漂着したフランケンシュタインはその殺人犯と間違われて、牢獄に入れられる。 この殺人罪が晴れて、彼は故郷のジュネーヴに戻り、父の配慮で養女として一緒に育てられたエリザベスと結婚するが、その夜怪物が現れて彼女は殺される。 創造主たる人間に絶望した怪物は、復讐のためフランケンシュタインの友人や妻を次々と殺害したことになる。 憎悪にかられるフランケンシュタインは怪物を追跡し、北極海まで来たが行く手を阻まれ、そこでウォルトンの船に拾われたのだった。 全てを語り終えたフランケンシュタインは、怪物を殺すようにとウォルトンに頼み、船上で息を引き取る。 また、ウォルトンは船員達の安全を考慮して、北極点到達を諦め、帰路につく。 そして、創造主から名も与えられなかった怪物は、創造主の遺体の前に現れ、フランケンシュタインの死を嘆く。 そこに現れたウォルトンに自分の心情を語った後、北極点で自らを焼いて死ぬために北極海へと消える。 怪物のその後は誰も知らない。 慣用 [ ] 英語においては、「自ら創造したものに滅ぼされる者」、「自ら撒いてしまった呪い(または災い)の種」といった意味の慣用句としても使われている。 後世の創作での変容 [ ] 「」も参照 にはがなく、また主人公ヴィクター・フランケンシュタインは一介の大学生では持たない。 元来この怪物は極めて知的で、たった数か月で複数の言語を独学でマスターするほどであった。 しかし後世の映像化・創作・パロディ作品では、主人公が博士であったり、怪物の知性が低い、あるいは生まれつき凶暴とするなど、原作とはかけ離れた翻案がなされている例が多い。 特に、にが製作した映画『』において描かれた怪物は、いかつい不気味な大男で、全身の皮膚に人造人間であることを意味する縫い目があり、特徴的な四角形の頭部 といったビジュアルであった。 これが後世に典型的イメージとして広く定着し、また本来は「フランケンシュタインによる怪物」であるはずが、いつのまにか怪物自身を指して「フランケンシュタイン」と呼称されるようになった。 派生作品 [ ] 「」、「」、および「」を参照 文献 [ ]• Mary Shelly著『Frankenstein』(Dover Thrift Edition, 1994-2017年)。 これは1831年版。 日本語訳 [ ]• 『巨人の復讐 フランケンシュタイン』訳(「世界大衆文学全集」第11) 新人社 1948年• 『フランケンシュタイン』 1968年• 『フランケンシュタイン』訳 (「サスペンス・ノベル選集」第4) 日本出版協同 1953年• 『フランケンシュタイン』訳 (ゴシック叢書6:)、1979年• 内容.フランケンシュタイン、変身、寿限有の寿限無/(臼田昭解説.シェリー夫人の生涯と作品)• 『フランケンシュタイン』訳(:) 1984年• 解説は新藤純子、詳細な年譜入り。 『フランケンシュタインあるいは現代のプロメシュース』訳 共同文化社 2003年• 『フランケンシュタイン』訳、、2010年10月• 『フランケンシュタイン』訳、、2015年1月• 『新訳 フランケンシュタイン』訳、角川文庫、2015年2月 関連文献 [ ]• 『メアリ・シェリーとフランケンシュタイン』 モネット・ヴァカン著 訳 1991年11月25日• 年譜: p234 - 235、参考文献: p236 - 242• 『怪物の黙示録 『フランケンシュタイン』を読む』 スティーヴン・バン編 訳 1997年8月• ; Oct 1997,• 『フランケンシュタイン』 久守和子・中川僚子著 ミネルヴァ書房 2006年12月• 『身体で読むファンタジー フランケンシュタインからまで』 吉田純子 2004年12月• 『現代思想で読むフランケンシュタイン』 J=J・ルセルクル著 ・澤里岳史訳 『講談社選書メチエ』105 1997年5月• 原著: Jean-Jacques Lecercle, Frankenstein : Mythe et Philosophie, Paris, Presses Universitaires de France. プロメテウス()は、において、人間に火(知恵)を授け、一説には人間を創造したとも言われる神のこと。 詳細は当該ページを参照。 「フランケンシュタイン」は怪物の名前として定着しており、のように創造者を「ヴィクター」とし、被造物を「怪物」と分ける人もいる。 [Martin Garrett著「Mary Shelley」 Oxford University Press, 2002• メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』森下弓子訳、〈〉、2009年4月3日、298-323頁。 「新藤純子による解説「『フランケンシュタイン』の過去・現在・未来」」• 脳味噌を取り出しやすくするために、監督のが考案したものとされる。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ] 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。

次の

光文社 古典新訳文庫 感想文コンクール2012

フランケン シュタイン 和訳

この回は、フランケンシュタインを取り上げている。 くわしくは、こちらをご覧いただければと思う。 () ここからは、私が観ながら、まとめた文章を自分の備忘録もかねてここに残しておこうと思う。 (よくTVをメモりながら観たりするので、今後はこんな感じでのっけていけたらと・・) フランケンシュタインの真実 フランケンシュタインと聞いてまずイメージするのがこれだろう。 しかしながら、これはフランケンシュタインではない。 フランケンシュタインは怪物を作った科学者、ヴィクターの名字なのである。 イギリスの辞書(オックスフォード英語辞典)には、こう書かれている。 一般には、創り手に恐怖を与え、ついには破滅させる怪物を指す典型的な名称として隠喩的に誤用されている。 フランケンシュタインの意外な事実として以下の4つのものがあげられる。 怪物の名前ではない• 怪物は読書家(ゲーテの本を読んだりしている)• 本当は美しい文学• 美と醜のコントラスト 作者は、メアリー・シェリー夫人という女性。 この人も波乱に満ちた人生だ。 16歳で駆け落ちし、周りでは不幸なことが多く起こる。 長女が生後12日で死に、次女も1歳赤痢で死亡。 長男3歳マラリアで死ぬ。 それから義理の妹が自殺し、夫のパーシー・シェリーの元奥さんも自殺。 死と正が入り混じりまさしく混沌という言葉がふさわしいだろう。 虐げられる怪物 この小説の語り手は、ウォルトン(北極大陸探検中、姉への手紙にて)という冒険家。 旅の途中で、フランケンシュタインを作ったヴィクターに話を聞いたものをもとにはじまる。 ヴィクターは名家の生まれで、何不自由なく育った。 ドイツの大学に進学し、生命の根源とは何かという研究に没頭し、死体を集めて人間を作りたいという野望が生まれる。 そこで、死体を継ぎ接ぎしてついに怪物が完成する。 しかしながら、ヴィクターはこの怪物を虐げ追い出してしまう。 行きつく町々で、迫害された怪物は、人気のないみすぼらしい小屋に住んだ。 その近くにドラセーという一家が住んでいた。 怪物は、彼らの生活を盗み見し、そこで愛の存在を知る。 様々な読書体験を通じて、どうして人間は仲間を殺すのか。 法律などなぜ必要なのか疑問に感じた。 そして、人間が起こす流血の数々を知り憎悪という感情が芽生えた。 ドラセー一家と親しくなりたいという感情が芽生えた。 だが、いままで、迫害されたことを考えると不安だった。 そこで、盲目の老人だけがいるときに会いに行った。 老人に告白する。 友達に嫌われそうだと。 ここで、「私は目が見えず、あなたの顔はわからないが、あなたの言葉には、何か誠実だと思わせるものがある。 あなたは誰なのですか?」と問われ、怪物は、名前がなかったために、答えられなかった。 名前がないことは存在していないのと一緒。 怪物が見られる存在である限り受けいれられないことを意味する。 ヴィクターの兄弟、ウィリアムと出会うが拒絶され、醜いと偏見を持たれて絶望し殺す。 こういったことから、「人間=自分を作ったヴィクター」を憎むようになる。 つまり、怪物が凶悪化したことには理由があるのだ。 ここに親子の共通点を見出すことが出来るが、徹底的に阻害されるという点でフランケンシュタインのほうが辛い。 怪物がついにヴィクターと対面する。 そこで、理解してくれる女の怪物を作って欲しいと懇願する。 しかし、完成間近の女の怪物をみてあまりの恐ろしさから、ヴィクターは衝動的に壊してしまう。 怪物は大いに失望する。 そして、復讐心が巨大化する。 ヴィクターは、怪物と対照的な人物だが、もしかしたら、自分の中に潜む内面には怪物が潜んでいるのかもしれない。 端役にも焦点を当てて描かれている。 ヴィクターはウォルトンの性格が自分と似ていると感じ、教訓になればということで身の上を話し出したようだ。 サブタイトルは、~あるいは現代のプロメテウス~。 プロメテウスとは、「オリュンポスから天井の火を盗んで、地上にもたらした英雄であると同時にゼウスに背いた反逆者」 それは、ヴィクターが危険な科学者ということを意味し、科学者の心理とモラルを説いているともいえる。 また、主人公が科学者であるという点が他のゴシック小説と一線を画し。 世界で最初のSFとして「フランケンシュタイン」を捉えてもいい。 () 復讐心 復讐心が膨れ上がった怪物は、こんな台詞を言う。 「覚えておけよ。 おまえの婚礼の夜に、会いにいくからな」 そして、次々とヴィクターの周りの人を殺す。 なぜ周りの人を殺すのか?これは、怪物が産みの親ヴィクターに対して、自分自身の孤独を分かって欲しいということではないだろうか。 やがて、ヴィクターは死ぬ。 そして、怪物はヴィクターの前でこう言った。 「もう太陽や星を見ることも、そよ風が頬に触れるのを感じることもない。 光も心も感覚も、消えてしまうのだ。 だが、そうなることを、おれは幸せだと思わなければならない。 (中略)いまは死ぬことだけが、おれの慰めなのだ。 」 自分を作ってくれた人がいなくなることは絆がなくなったのと同じこと。 だから怪物は悲しんだ。 この物語では、ときに人間でない怪物のほうが人間らしくみえる。 怪物はヴィクターの影の部分の表出。 ユング、いわく 影・・・無意識の暗い部分。 ペルソナ・・・社会に対して演じている仮面 また、時代背景から考えると ・フランス革命が起った、1790年代に物語上では怪物も産まれている。 ・初版は1818年に発売。 ナポレオン失脚が、1815年。 何かの恐怖の暗示。 ・この時代に忘れてはならないのは産業革命。 労働者階級の急増。 支配者階級にとっては脅威。 なにか分からない恐怖は、怪物的存在を示唆。 不安な時代の隠喩、象徴である。 その他に、怪物は女性という考え方もある。 ・女性(イブ)は男性のあばら骨から作られた。 怪物もヴィクター(男)により死体から作られた。 メアリー・シェリーは当初、作品を匿名で発表(女性が出版など許されなかった時代だから)。 本自体が怪物。 この本を醜いわが子とシェリー自身も言ってる。 また、この作品を書くにあたって、ミルトンの「失楽園」を2度読んでいた。 神によって作られた、創造主と被造物。 つまり、親と子の関係。 虐待やネグレクトの関係。 親の立場では扱いきれない怪物を恐れたヴィクター。 怪物が、一番欲しかったのが親(ヴィクター)の愛情。 それが叶わないと子どもは、歪んでしまう。 番組は、最後改めて、怪物が目の見えない盲目の老人に言われた言葉で終わる。 「私は目が見えず、あなたの顔はわからないが、あなたの言葉には、何か誠実だと思わせるものがある。 あなたは誰なのですか?」 この、あなたは誰?と問われて、自分はなんて答えるか考えてみたが、果たして、「私は私である」と自信を持っていうことが出来るだろうか。 映画におけるフランケンシュタイン 番組では取り扱われなかった「フランケンシュタイン」の映画。 フランケンシュタインの映画は、数多くあるが、その中でも私がすきなのが、1931年に制作された映画。 とりわけ、以下に張り付けてあるシーンは、酔っぱらっているときに観ると思わず泣いてしまう。 怪物の系譜 最後に、受け継がれる怪物の系譜を書いておきたい。 (番組内で、話題になったもの) ・ブレードランナー(映画) ・鉄腕アトム(アニメ) (個人的に考えたもの) ・タクシードライバー(映画) ・エレファントマン(映画) ・シザーハンズ(映画) ・エヴァンゲリオンのシンジ君(アニメ) というか、社会(親など)から疎外された人はみな一様にしてフランケンシュタインが作り出した怪物と共通する要素があるだろう。 最近話題になっている人工知能も、フランケンシュタインを考察することで非常に興味深く捉えることが出来る。 その辺は、人工知能を扱った映画を参考に、おいおい考えてみよう。 おわり まくら(はじめに)~伝説の編集者、松岡正剛~ 千夜千冊というサイトをよく閲覧する。 ここには、伝 馬肉を食べたいという欲望 今年に入ってすぐの深夜2時すぎに馬肉を食べるというお知らせが入り、参加し まえおき マフィアに憧れを持たない男はいない。 少なくとも僕の周りには。 ぼくもつい最近まで開 まくら(はじめに) ぼくは、よく正体を欺く。 合コンのときはとくにそうである。 たいてい誘ってくれ はじめに 前回の記事「紀伊國屋のビブリオバトルに出てみた、その1。 「ワイセツって何ですか?」( はじめに(まくら) 今回載せるのは、だいぶ前に書いたもの。 以前も違うブログに載せたことはあるが、改 「嫌われる勇気」を読んで感じたことを以下に書いてみた。 (とはいうものの、過去に違うブログで書いたもの.

次の