除草 剤 使い方。 スギナも枯らす除草剤「バスタ」の特徴・効果・使い方を詳しく解説さ

除草剤の種類と使い方。農薬登録のありなしでどう使い分ける?

除草 剤 使い方

「雑草をいかに抑えるか」これは、農耕が始まって以来、ずーっとつきまとっている課題である。 昔、除草剤がなかったころは、労働時間の相当大きな部分が除草作業に費やされており、除草剤が登場してからは、随分と労力が軽減したのは誰もが疑う余地はないことだろう。 種々雑多は植物が生きている自然界で、単一の作物を作ろうというのだから雑草が蔓延するのも無理もない話だが、豊かな収穫を得るためには、雑草の害を如何に防ぐかが最も重要である。 その重要な除草作業を効率的に実現してくれる除草剤は、使い方をよく理解して行うのと、そうでない場合とでは結果に大きな差が出てしまう。 今回、水稲除草剤の上手な使い方を整理してみたので参考にしてほしい。 水稲用除草剤の使い方に関する 2018年最新記事は、 をご覧ください。 このことを意識して除草剤を使用している方は意外と少ないように思う。 しかし、このことを知るのと知らないのとでは、除草剤の効果の出方に差が出るので是非頭においてもらいたい。 水田での代表的な雑草であるヒエを例に考えてみる。 ヒエは、イネと同じイネ科の作物であるので、ヒエに効く除草剤であれば、イネにも何らかの影響があるのは間違いない。 では、どうやってイネに害がなく、ヒエだけを枯らすことができるのか? 多くの除草剤が、ヒエとイネの生長点の位置の差を利用している。 水稲除草剤の多くは、湛水状態で処理された後、田面水を介して、水田土壌の表面に処理層(除草剤の有効成分を含む土壌の層)をつくる。 移植栽培の場合、イネは育苗されて本葉が2枚とか3枚出た段階で植え付けられるため、根っこや生長点は土の中にあり、イネの生長点は除草剤の処理層にあたることはない。 しかし、ヒエの場合は、土の中の種子が発芽すると、弱々しい芽とその芽の基部にある大事な生長点が除草剤の処理層に触れることになり、枯れてしまうことになる。 また、除草剤が処理された段階で既に発芽し生育しているヒエの場合でも、その生長点は土壌表面つまり処理層に近いところにあるため、除草剤の影響を受け、枯れてしまうのである。 このことは、実は除草剤の薬害回避にも関係してくる。 よく除草剤の注意書きに「軟弱徒長苗や極端な浅植えは避けて下さい」と書いてあるが、これは、前述したように除草剤の処理層は土壌の表面に形成されるため、イネが軟弱だったり、イネの根もと近くにある生長点や根っこが浅植えのために除草剤の処理層に触れてしまったり、あるいはごく近くに位置してしまい、除草剤の影響をモロに受けやすくなるためである。 これが、水稲用除草剤の上手な使い方に「代かきを丁寧にやって土の戻りの良い均平のとれたよい田んぼに、健康な苗を2? 3cmの植付け深度でしっかりと植え付けて下さい。 」と繰り返し書かれている理由でもある。 1成分で全ての雑草を枯らせるとありがたいが、現在使用されている水稲用除草剤で、全ての雑草に実用的な効果を示すものはほとんどないのが現状である。 畦畔除草や畑地で使用されるグリホサート系(ラウンドアップ)やグルホシネート系(バスタ)など非選択性の茎葉処理剤は、1成分でどんな雑草も枯らしてしまうが、これらは、作物まで無差別に枯らしてしまうので、作物が植わっている状態では使用することはかなり難しい。 そのため、多くの場合、ヒエ以外の雑草を枯らすことができる成分(母剤)と、主としてヒエを枯らす力に優れた成分(ヒエ剤)とを2種以上を組み合わせた除草剤が使用されている。 しかし、最近ではスルホニルウレア系除草剤に抵抗性を示す雑草も多くなったことから、それら抵抗性雑草を抑える力を持ったテフリルトリオンや新規のALS阻害剤(ピリミスルファン)が登場し、普及面積を増やしている。 特にテフリルトリオン剤は、2成分で幅広い雑草に長い効果を発揮することから近年急速に普及面積を増やしている。 一方ヒエ剤には、オキサジクロメホンやフェントラザミド、メフェナセット、プレチラクロールなどがあり、母剤との組み合わせで多種多様な除草剤が使用されている( 表1、表2)。 つまり、田植え直後から田植え5日後頃までに使用する除草剤を初期剤、田植え20日? 25日後頃までに使用する除草剤を中期剤、それ以降に使用する除草剤を後期剤と呼んでおり、加えて、1回の処理で初期と中期の両方の期間をカバーできる除草剤を初中期一発剤と呼んでいる。 現在は、この初中期一発剤が主流を占めており、前述したスルホニルウレア系剤やテフリルトリオン剤の多くがこれに分類されている。 さらに、水稲用除草剤には同じ有効成分を含む同じ名前の除草剤であっても、剤型によってさらに分けられる。 昔からよく使われている粒剤(1kgキロ剤、3kg剤)、液状タイプのフロアブル剤、一定の個数を投げ込むジャンボ剤、最近では粒剤を改良し、10アールあたり250gの豆粒状の粒剤を撒く省力型の豆つぶ粒剤なんてものもある。 一つ除草剤を選ぶにしても、生産者の田んぼの状態や好みなどに適したものを、有効成分や使用時期、撒き方などを考慮して選ばなければならいので骨の折れることであろう。 選択のポイントは、雑草の発生具合や経営規模による作業体系に合わせて、初期剤+初中期一発剤の体系使用、あるいは初中期一発剤の単独使用を選択すればまず間違いはないだろう。 また、スルホニルウレア系除草剤の抵抗性雑草が問題となる地域では、ブロモブチドやベンゾビシクロン、クロメプロップといった抵抗性雑草対策成分を含むものを選ぶようにすると良い。 新規剤のテフリルトリオン剤は、2成分でありながら、田植え後10日頃の遅めの処理でも幅広い雑草に安定して効果を示し、しかも除草効果が長く持続するので、初中期+初中期一発処理剤の体系処理と同等以上の除草効果を発揮できるようである。 この場合、1回の処理で、除草剤代金と散布労力を節約できることになるので、有力な選択肢になりうるだろう。 まず第1に健全な苗を育て、代かきを十分に行ってデコボコのない均平な田んぼにする。 第2に発生している雑草の状況(発生の種類、発生の時期)を把握し、それにあった除草剤を選択する。 第3に、使用する除草剤の適用内容や注意事項をよく読んで、選択した除草剤が最も効果を発揮できる時期を逃さずに使用量や使用条件を守って、きっちり均一に散布する。 第4に除草剤散布後の水管理(7日間止水など)を着実に実行する。 これらは、従来からいわれているごく当たり前のことではあるが、実際の使用現場では、これらのどこかが抜けたり、ミスしたことが原因となって、雑草の取りこぼしや薬害の発生に結びついてしまうことが多い。 水稲用除草剤が水を介して拡散し処理層をつくるという特性がある以上、特に土壌の均平度と水管理が最も重要である。 このことを十分に理解した上で除草剤が使用され、除草剤が持つ本来の性能を十分に発揮されることを願うものである。 (関連記事) ・(18. 31) ・(18. 09) ・(17. 04) ・(16. 14) ・(15. 20) ・(14. 25).

次の

除草剤の正しい使い方!天候や時期・時間帯は?人やペットへの影響は?

除草 剤 使い方

ナマステ! 先日、田植え祭りに参加してネパールらしい楽しさがあった事を、記事にさせてもらいました。 ネパールでは田植え真っ盛りですが、日本では田植えが終わっている所がほとんどで、一段落している頃だと思います。 しかし、日本で米を栽培する上で一番厄介なのが、 「雑草」であります。 私は員になるまでの7年間、農薬や肥料の営業をしていました。 仕事をしている時に受けた 「除草剤が効かない」などのクレーム 「どうやれば雑草を枯らすことができるのか?」という問い合わせ を通じて感じた除草剤の使い方を、基礎からご紹介します。 除草剤のタイプ 除草剤は主に2つのタイプがあります。 ここを間違えると、「育てている野菜が枯れた」などの問題になりかねないので、注意してください! <非選択性除草剤> 一言でいうと 「除草剤をかけたものは、何でも枯らす」 タイプの除草剤です。 作物だろうが、雑草だろうがかけたら枯れます。 一番強力ですが、使い方に気をつけないと取り返しのつかないことになるので注意が必要です。 雑草の中で一番枯らすのが難しいと言われているスギナもこのとおりです。 代表的な商品例 の広葉用に特化した除草剤 どちらかというと、農家向けであまりが高くない商品が多いです。 では、選択性除草剤が「どうやって作物を枯らさずに、雑草を枯らすのか」を次に解説したいと思います。 田んぼなら、水が無くなることで、紫外線で除草剤の層が壊れます。 同じく畑も除草剤を撒いて層を作った後に立ち入ると、足跡で層が壊れます。 最初の段階で雑草を抑えることが出来るので、その後の管理がぐっと楽になります。 用の除草剤のほとんどはこのタイプです。 これを見分けることで、除草剤の選び方がぐんと違ってきます。 見分け方としては 「イネ科」 葉が細長い 「広葉」 葉が丸っこい という感じで見分けられると思います。 この違いで枯らす事が可能です。 なぜかと言いますと、イネ科と広葉では成長点が違うためです。 イネ科の成長点は地際にあるのに対して、広葉は葉の先端部にあります。 この成長点の違いを活かして、雑草のみを枯らすことが出来るのです。 効果的な除草剤の使い方 除草剤を使う時に注意することが何点かあります。 まずは天候です。 一番最適な時間は 朝の8-10時ごろと考えます。 特に夏場の日中は散布をしても、蒸発をしてしまいますのであまり効果がありません。 一番適しているのが早朝なのですが、朝露が葉の上にあり、効果が薄いです。 そのため、朝露が乾き始める朝の8時~10時ごろが最適かと思います。 もちろん雨の日の散布はダメです。 可能なら天気予報で向こう2日位は晴れであることを確認してから散布するのが良いでしょう。 せっかくの除草剤も使いどきを間違えると、ただのお金の無駄になってしまいます。 なのでそうならないよう、使う時間や時期をよく見極めて、効果的な雑草退治を行なってくださいね! namuramura.

次の

元プロが教える!除草剤の使い方(基礎編)

除草 剤 使い方

「雑草をいかに抑えるか」これは、農耕が始まって以来、ずーっとつきまとっている課題である。 昔、除草剤がなかったころは、労働時間の相当大きな部分が除草作業に費やされており、除草剤が登場してからは、随分と労力が軽減したのは誰もが疑う余地はないことだろう。 種々雑多は植物が生きている自然界で、単一の作物を作ろうというのだから雑草が蔓延するのも無理もない話だが、豊かな収穫を得るためには、雑草の害を如何に防ぐかが最も重要である。 その重要な除草作業を効率的に実現してくれる除草剤は、使い方をよく理解して行うのと、そうでない場合とでは結果に大きな差が出てしまう。 今回、水稲除草剤の上手な使い方を整理してみたので参考にしてほしい。 水稲用除草剤の使い方に関する 2018年最新記事は、 をご覧ください。 このことを意識して除草剤を使用している方は意外と少ないように思う。 しかし、このことを知るのと知らないのとでは、除草剤の効果の出方に差が出るので是非頭においてもらいたい。 水田での代表的な雑草であるヒエを例に考えてみる。 ヒエは、イネと同じイネ科の作物であるので、ヒエに効く除草剤であれば、イネにも何らかの影響があるのは間違いない。 では、どうやってイネに害がなく、ヒエだけを枯らすことができるのか? 多くの除草剤が、ヒエとイネの生長点の位置の差を利用している。 水稲除草剤の多くは、湛水状態で処理された後、田面水を介して、水田土壌の表面に処理層(除草剤の有効成分を含む土壌の層)をつくる。 移植栽培の場合、イネは育苗されて本葉が2枚とか3枚出た段階で植え付けられるため、根っこや生長点は土の中にあり、イネの生長点は除草剤の処理層にあたることはない。 しかし、ヒエの場合は、土の中の種子が発芽すると、弱々しい芽とその芽の基部にある大事な生長点が除草剤の処理層に触れることになり、枯れてしまうことになる。 また、除草剤が処理された段階で既に発芽し生育しているヒエの場合でも、その生長点は土壌表面つまり処理層に近いところにあるため、除草剤の影響を受け、枯れてしまうのである。 このことは、実は除草剤の薬害回避にも関係してくる。 よく除草剤の注意書きに「軟弱徒長苗や極端な浅植えは避けて下さい」と書いてあるが、これは、前述したように除草剤の処理層は土壌の表面に形成されるため、イネが軟弱だったり、イネの根もと近くにある生長点や根っこが浅植えのために除草剤の処理層に触れてしまったり、あるいはごく近くに位置してしまい、除草剤の影響をモロに受けやすくなるためである。 これが、水稲用除草剤の上手な使い方に「代かきを丁寧にやって土の戻りの良い均平のとれたよい田んぼに、健康な苗を2? 3cmの植付け深度でしっかりと植え付けて下さい。 」と繰り返し書かれている理由でもある。 1成分で全ての雑草を枯らせるとありがたいが、現在使用されている水稲用除草剤で、全ての雑草に実用的な効果を示すものはほとんどないのが現状である。 畦畔除草や畑地で使用されるグリホサート系(ラウンドアップ)やグルホシネート系(バスタ)など非選択性の茎葉処理剤は、1成分でどんな雑草も枯らしてしまうが、これらは、作物まで無差別に枯らしてしまうので、作物が植わっている状態では使用することはかなり難しい。 そのため、多くの場合、ヒエ以外の雑草を枯らすことができる成分(母剤)と、主としてヒエを枯らす力に優れた成分(ヒエ剤)とを2種以上を組み合わせた除草剤が使用されている。 しかし、最近ではスルホニルウレア系除草剤に抵抗性を示す雑草も多くなったことから、それら抵抗性雑草を抑える力を持ったテフリルトリオンや新規のALS阻害剤(ピリミスルファン)が登場し、普及面積を増やしている。 特にテフリルトリオン剤は、2成分で幅広い雑草に長い効果を発揮することから近年急速に普及面積を増やしている。 一方ヒエ剤には、オキサジクロメホンやフェントラザミド、メフェナセット、プレチラクロールなどがあり、母剤との組み合わせで多種多様な除草剤が使用されている( 表1、表2)。 つまり、田植え直後から田植え5日後頃までに使用する除草剤を初期剤、田植え20日? 25日後頃までに使用する除草剤を中期剤、それ以降に使用する除草剤を後期剤と呼んでおり、加えて、1回の処理で初期と中期の両方の期間をカバーできる除草剤を初中期一発剤と呼んでいる。 現在は、この初中期一発剤が主流を占めており、前述したスルホニルウレア系剤やテフリルトリオン剤の多くがこれに分類されている。 さらに、水稲用除草剤には同じ有効成分を含む同じ名前の除草剤であっても、剤型によってさらに分けられる。 昔からよく使われている粒剤(1kgキロ剤、3kg剤)、液状タイプのフロアブル剤、一定の個数を投げ込むジャンボ剤、最近では粒剤を改良し、10アールあたり250gの豆粒状の粒剤を撒く省力型の豆つぶ粒剤なんてものもある。 一つ除草剤を選ぶにしても、生産者の田んぼの状態や好みなどに適したものを、有効成分や使用時期、撒き方などを考慮して選ばなければならいので骨の折れることであろう。 選択のポイントは、雑草の発生具合や経営規模による作業体系に合わせて、初期剤+初中期一発剤の体系使用、あるいは初中期一発剤の単独使用を選択すればまず間違いはないだろう。 また、スルホニルウレア系除草剤の抵抗性雑草が問題となる地域では、ブロモブチドやベンゾビシクロン、クロメプロップといった抵抗性雑草対策成分を含むものを選ぶようにすると良い。 新規剤のテフリルトリオン剤は、2成分でありながら、田植え後10日頃の遅めの処理でも幅広い雑草に安定して効果を示し、しかも除草効果が長く持続するので、初中期+初中期一発処理剤の体系処理と同等以上の除草効果を発揮できるようである。 この場合、1回の処理で、除草剤代金と散布労力を節約できることになるので、有力な選択肢になりうるだろう。 まず第1に健全な苗を育て、代かきを十分に行ってデコボコのない均平な田んぼにする。 第2に発生している雑草の状況(発生の種類、発生の時期)を把握し、それにあった除草剤を選択する。 第3に、使用する除草剤の適用内容や注意事項をよく読んで、選択した除草剤が最も効果を発揮できる時期を逃さずに使用量や使用条件を守って、きっちり均一に散布する。 第4に除草剤散布後の水管理(7日間止水など)を着実に実行する。 これらは、従来からいわれているごく当たり前のことではあるが、実際の使用現場では、これらのどこかが抜けたり、ミスしたことが原因となって、雑草の取りこぼしや薬害の発生に結びついてしまうことが多い。 水稲用除草剤が水を介して拡散し処理層をつくるという特性がある以上、特に土壌の均平度と水管理が最も重要である。 このことを十分に理解した上で除草剤が使用され、除草剤が持つ本来の性能を十分に発揮されることを願うものである。 (関連記事) ・(18. 31) ・(18. 09) ・(17. 04) ・(16. 14) ・(15. 20) ・(14. 25).

次の