インコはどういう時に鳴くの? 人間と同じで、「何かを言いたいとき」に鳴きます。 イヌやネコも、何かを言いたいときに、ワンとかニャアといった声を出しますが、インコはそれよりももっと多くの表情を「鳴き声」で表します。 イヌが「キャン!」という声を出す時は、「痛い」とか「イヤだ」とかの意味がありますが、インコは同じ「イヤだ」でも、「とてもイヤ!」とか「ちょっとやめてくれる?」とか「ええ~やだなあ~」のように、もう少し細かなニュアンスまで伝えてきます。 セキセイインコの鳴き声7種類 「ピッ」と細切れに鳴く 「え?何?」と、言いたいようです。 突然部屋に入っていったとか、見たこともないようなモノを見たときなどに、こんな声を出します。 「注意を対象物に向けて、観察しているとき」ですね。 わが家では、見たこともない「菜っ葉」に対して「ピッ」と言っていました。 気持ち的には「なんだか変!いつもと違う!」と緊張しているので、あまり落ち着かないようであれば対象物を取り除くなどしてあげましょう。 「ピー!ピー!」と長く、大きく鳴く これが「呼び鳴き」です。 人間でいう「おーい、おーい」に当たり、 飼い主などを呼んでいます。 わが家では2羽のインコがいますので、何かの用で1羽を連れて出すと、こんな鳴き方をして相棒を呼びます。 お忙しいとは思いますが、インコも一人ぼっちだと寂しいので、こんな声を聞いたら顔を見せてあげてください! 「チチチチチチ!」と激し目に、低く鳴く 警戒しています。 掃除機とかをかけに行った時など、「うわー、怖いのが来た来た来た!!」という時に出す声です。 他のインコにも注意を促しているとも言われる、 「警告の声」です。 インコは物覚えがいいので、怖い思いをさせられたものを、よく覚えています。 怖い、というのは小さな体には大きなストレス。 こんな声が聞こえてきたら、様子を見に行きましょう。 「ギャギャギャギャ!!」とかなり激しく鳴く 威嚇しています。 お水を飲もうかとしたら別のインコが邪魔をした、お気に入りの場所をとられたなどで、「あっち行け!」と、 相手を威嚇して追い払おうという時に出す声です。 複数でインコを飼育している場合は、あるインコとの相性が悪いとか、いじめが起きているケースもあります。 この威嚇の声があまりに多いようでしたら、インコ同士の距離を離すなどの改善が必要かもしれません。 「ピヨピヨ・・ピヨピヨ・・・」と小さい声で呟いている 放鳥の時間が終わって、カゴの中でリラックスしているときにこんな声を出します。 だれかに話すというより、 「独り言」的な鳴き声です。 「いや~今日はなんだか飛びすぎたかしら?な~んか肩痛いわあ~」 って言っているのかもしれませんね。 「ギコギコギコ・・・」と鳴いて?いる 鳴いているのではなく「歯軋り(?)」のようにクチバシをすり合わせています。 これもリラックスしている時です。 初めて聞いたときは「何の音?」と思いましたが、 クチバシのヨゴレを取っているとか、クチバシを磨いでいるのだそうです! 私の経験上、夕方にやっている気がするので、寝る前の準備みたいな感じではなのでしょう。 「キュー」と鳴いている この「キュー」という声は、ちょっとよく観察してください。 エサを食べない、ぐったりしている時の「キュー」は、呼吸器や内臓に疾患があって、声が詰まっている場合があります。 反対に、遊んであげているときに「キュ!キュ!」と鳴きながら、突っついてきたりする時はゴキゲンなときです。 体調が悪いときは、鳴き声で判断せずにすぐに病院へ連れて行きましょう。 セキセイインコの鳴き声動画6選 セキセイインコの鳴き声の動画を載せておくので、「この子は何て言ってるのかな?」と想像しながら見てみてくださいね。 「ピッ」と短く鳴く・・・「えっ?」とちょっとびっくりしている• 「ピー!ピー!」と長く、大きく鳴く・・・「おーい」と呼んでいる• 「チチチチチチ!」と激し目に、低く鳴く・・・警戒している• 「ギャギャギャギャ!!」とかなり激しく鳴く・・・威嚇している• 「ピヨピヨ・・」と小さい声で呟くように鳴く・・・独り言• 「ギコギコギコ・・・」と音を出している・・・歯ぎしり• 「キュー」と鳴いている・・・ゴキゲン または 病気の可能性 一度エサの交換の時間が遅くなり、インコにものすごい剣幕で「怒鳴られた」ことがあります。 寝ていた主人も、びっくりして起き出したほどの「怒鳴り声」でした。 セキセイインコは、人間の言葉を「鳴き声」として話しますが、意味を理解して言葉を「利用」しません。 でも「エサ入ってないぞ、コラーーー!!」という気持ちが、ハッキリと通じました。 そう、「明らかな異常!!」として耳に届いたのです。 これまで、「私たち人間がインコを察してやるもの」と上から目線で見ていましたが、インコの「表現の豊かさ」に驚くとともに、尊敬の気持ちも起こりました。 (エサをちゃんとあげて、謝りましたのでご安心くださいね).
次のセキセイインコの行動や仕草の意味 人間の行動に意味があるように、鳥や、その他の動物の行動にも意味があります。 楽しんでいる時や、怒っている時、リラックスしているとき、眠い時など意味をもった行動をとります。 言葉でのコミュニケーションが難しい分、『どんな時に、どういった行動をとるのか』を知っておくと愛鳥と、の距離もぐっと縮まると思います。 ご機嫌な時の行動や仕草 まずはご機嫌な時にする行動です。 かまってほしい時にする行動ですので、できるだけこんな時にコミュニケーションをとって仲良くなりましょう。 ゲージの中で、止まり木を行ったり来たりする時• 頭を上下に振る、身体を大きく左右に揺さぶる• さえずる声がとても元気 などです。 スポンサーリンク 甘えたい時の行動や仕草• 羽毛を軽く逆立てて、首をかしげる• 甘噛みをする• 身体をこするつけてくる• いつもより、近づいてくる回数が多い こんな時は思いきり甘えさせてあげて下さい。 怒っているときの行動や仕草• 強く噛んでくる• 顔の毛を膨らませ、横にゆらゆらと揺れている時 この様な時には下手に刺激せず、そっとしておいてあげましょう。 眠いときの行動や仕草 次にセキセイインコが眠いときにとる行動です。 少しだけ羽を膨らませながら目を閉じる。 嘴をバチバチと言わせる。 片目だけ閉じる• 寝言のようにつぶやく ただし、日中を通してほとんど寝ている様であれば病気の可能性もあるので気を付けましょう。 リラックスしている時の行動や仕草 次にリラックスしている時にとる行動です。 羽縫いをする• 小さくつぶやく• 伸びをする など、このような行動をとる時にはリラックスしている時なので、なるべくそっとさせておくのが良いでしょう。 セキセイインコの5つのされたら嬉しい、喜ぶ、好きなこと! 驚いた時の行動や仕草 次に驚いた時にとる行動です。 驚いたときの行動としては• 羽毛を完全に体に密着させ、細くなる• 瞳孔が収縮する などがあげられます。 この様な状態が続くとストレスとなる為、あまりこういった状態をつくらないように心がけましょう。 スポンサーリンク 求愛行動 次に求愛行動についてです。 セキセイインコは年間を通して春と秋に発情期を迎えます。 しかし、室内で飼育している場合は温度管理がされている為、季節に関係なく発情するケースも少なくありません。 過剰な発情は病気の原因となったり、寿命を縮める事にもなりますので、発見したら早期に対策をとりましょう。 行動としては以下の通りです。 低い姿勢をとって翼を広げる• エサを吐き戻す• お尻をこすりつける 室温調整は大切です。 あまり寒すぎても暑すぎても、セキセイインコの体調不良につながる原因となりますからね。 では寒いとき、暑い時はどういった行動をとるのか?これを知っておくと室温調整の目安になるかと思います。 寒いときにとる行動や仕草 まずはセキセイインコが寒がっている時にとる行動です。 片足を自分の羽の中にしまう 時々やっている程度ならば、リラックスしている場合も考えられます• 振り向く様にして、頭を羽毛に埋める• 全身の羽毛を膨らませる 病気で免疫力が低下している場合でも、体温調整の為に羽毛を膨らませます。 温度調整されている部屋でも、上記の行動をしている様であれば病気の可能性もあるため注意しましょう。 インコがかかる病気の症状は!3つの予防で寿命を延ばそう 暑い時にとる行動や仕草 最後にセキセイインコが暑がっている時の行動です。 翼を浮かせている• 嘴を半開きにしたり、パクパクさせたりしている• 呼吸が荒い などです。 また、適温の中で上記の行動がある場合も病気の可能性があるので、温度に適した行動であるのかをしっかりと見極めましょう。 このように、行動ひとつひとつに意味をもつ様に鳴き声にももちろん意味があります。 今回は一部だけですが、簡単にご紹介させて頂きます! セキセイインコの鳴き声の種類で気持ちがわかる 『ピュロロピュロロ』 これは、雄が雌に求愛するときに発する鳴き声です。 『ピッ!』 これは、驚いた時、警戒している時など、何かに強い不安を感じたときに発する鳴き声です。 このような時には相当のストレスを抱えている状態です。 早めにストレスの原因となっているものを取り除いてあげましょう。 『チッチッ、チッチッ』 これは、嬉しくて興奮している状態のときに発する鳴き声です。 『ギャッギャッ』 これは、威嚇をしている時に発する鳴き声です。 この様な時には近づかないようにしましょう。 また、テンションが高い時にも同様の鳴き声を発することがあります。 表情も観察し見極めて接しましょう。 『ピーピー』 飼い主の姿が見えなくなり寂しくなってしまうと出る鳴き声です。 このような時にはできるだけかまってあげましょう。 『ピュイッ』 飼い主から名前を呼ばれてウキウキしながら返す鳴き声です。 期待に胸を弾ませながら発する御返事の様なものだと思っていただいていいでしょう。 まとめ 今回は『行動の意味』についてお話させて頂きました。 あくまでも、素人目線での記載となりますので、予めご了承下さい。
次のセキセイインコの鳴き声の種類 セキセイインコの鳴き声のバリエーションは豊富です。 鳥類以外の脊椎動物は声を出す時に声帯を使用しますが、じつはセキセイインコを含めた鳥類はこの声帯を持っておらず、発声には気管の分岐点にある「鳴管」という器官を使用します。 また、セキセイインコは舌の筋肉が発達しており、口の中で音の響きを変えることができるため、様々な鳴き声を使い分けることができます。 そのうえおしゃべり上手で、人の言葉まで真似してしまいます。 セキセイインコの種類ごとに声の大きさや鳴き方に違いはありますが、ペットとしてポピュラーなセキセイセキセイインコを例に紹介しましょう。 「ピュロロピュロロ」とさえずるように鳴くのは、オスからメスへの求愛の声です。 オスが飼い主に向かってこの声で鳴くのは、飼い主への愛の証といえます。 メスがこの声で鳴くことはありません。 オスが縄張りを主張する時もこの声で鳴きます。 「ピッ」は驚いた時や、警戒している時、不安を感じている時の鳴き声です。 セキセイインコが生まれながらにして持っている鳴き方であり、「地鳴き」ともいいます。 飼い主に「お腹すいた」とアピールする時もこの声です。 この声を出す時は、ストレスを抱えている状態にあります。 「ギャギャギャ」は威嚇したり、怒ったりした時の鳴き声。 この時のセキセイインコは明らかに機嫌が悪い様子が見て取れます。 他の動物に攻撃されたり、ご飯を邪魔されたりするとこの声で鳴きます。 「ピーピー!ピーヨ!」は「呼び鳴き」と呼ばれる鳴き声。 寂しくて仲間や飼い主を呼ぶ時の声です。 「私はここにいる。 早く来て!」という意味合いで、割と大きな声で鳴きます。 「ギョリギョリ」は鳴き声というよりも、上下のクチバシをこすり合わせる音です。 眠りにつく前の準備として発する音で「もう寝るよ」のサインとして覚えておきましょう。 人の言葉を真似て話す行為は、飼い主とコミュニケーションを取りたがっている時に見られます。 言葉を覚えようとしている時は、ゴニョゴニョとさえずるように鳴いています。 言葉の練習中なのですね。 言葉らしきものを話せた時は褒めてあげると、セキセイインコに喜んでもらえることもあります。 出典 セキセイインコの呼び鳴き、どうしたらいい? 「ピーピー!ピーヨ!」と鳴く「呼び鳴き」が長く続いてしまうのは、飼い主にとっては頭の痛い問題行動です。 声も大きいため、近所迷惑にならないかと心配になります。 セキセイインコはとても寂しがり屋なので、飼い主にかまってほしくて早朝でも夜中でも関係なく呼び鳴きしてしまいます。 呼び鳴きが多いのは飼い主への愛情の深さの裏返しともいえますが、「鳴けば飼い主がすぐ来てくれる」と学習している可能性もあります。 あまりにも呼び鳴きがうるさい時は、対策を講じる必要があります。 呼び鳴きをやめさせるには、どのようなしつけが効果的なのでしょうか。 まず呼び鳴きが始まったら、徹底して無視します。 鳴きやむまではセキセイインコには近寄ってはいけません。 鳴きやんだら、セキセイインコに近寄ってみましょう。 セキセイインコが好むおやつを与えてあげると、より効果があります。 このしつけを根気よく続けると、セキセイインコは「静かにすると褒めてもらえる」と学習します。 1回のしつけでは効果は薄いため、根気よく続けてみましょう。 早朝の呼び鳴きをやめさせる対策としては、ケージに厚めの布をかぶせる方法があります。 夜にセキセイインコを寝かせるタイミングで布をかぶせ、早朝になってもケージ内は暗い状態を保つようにします。 セキセイインコは早朝でもまだ夜だと勘違いして起きません。 飼い主が起きた時に、布を取って一緒に行動しましょう。 セキセイインコの夜更かしの予防にもなり、日中の活動時間を減らすことで、余計な発情を抑える効果もあります。 セキセイインコは本来鳴く生き物ですので、呼び鳴きは自然な行動であり、異常行動ではありません。 過度の呼び鳴きは抑える工夫をして、適度な呼び鳴きは「今日も元気だね。 うれしいよ」と、セキセイインコの愛情表現として受け止めてあげましょう。
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