シンジ アスカ 結婚。 なぜ、シンジはアスカの首を絞めたのか?【エヴァンゲリオンFANさいと】

【エヴァンゲリオン】アスカが男性ファンに好かれる4つの理由

シンジ アスカ 結婚

碇シンジは、言わずと知れた「新世紀エヴァンゲリオンのパイロット」であり、それでいて作中でいろんなことをやらかしてくれる思春期まっただなかの少年。 そんなシンジのことを、今まで僕はいまどきの 「中二病」だと思っていたんですが、どうもただそれだけでシンジのことを語るのは、少々単純でした。 特に、シンジの周りにいた女性たちが、シンジの行動に影響を与えていたことは、忘れちゃいけませんしね。 ここでは、 碇シンジを虜にした4人の女性たちについて、詳しくご紹介していきます。 シンジはパートナーを求めていた?シンジを虜にした4人の女性たち 作中でシンジにかかわりがあるのは、特に4人の 女性たちです。 中には女性とも男性ともいえない「使徒」もいますけど、役割が女性的なので、あえてここに挙げさせてもらいます。 シンジが中二病をこじらせて、とにかく誰かに認めて欲しかった時、近くにいた女性たちは、一体どのように行動したのでしょうか? 1.葛城ミサトはシンジに大人の善悪を教えた 葛城ミサトは、NERVの中心的メンバーであり、ファーストチルドレンとしてエヴァのパイロットに選ばれたシンジの保護者的存在。 なんでも、一人にしておくのがかわいそうだとか、碇ゲンドウから息子を託されたとか、その理由は様々なんですけど、ミサト自身も加持リョウジとの関係がうまくいかなくなった時期と重なるんです。 そこでシンジとミサトの同居生活が始まるわけですが、特段シンジに対して保護者のように接するわけでもなく、むしろ大人のだらしないところを見せ付けてしまうだけなんです。 ビールをうまそうに飲み、食器を洗わずに放置し、洗濯物は一気にまとめてと、とにかくガサツなミサトのことを、シンジは「だらしない大人」と断言してしまいます。 スポンサーリンク そもそもシンジは誰と比較してミサトのことをだらしないと言っているのか、それはもう母親である碇ユイだけです。 理由が分からないけど、目の前から消えてしまったユイに対しては、もう美しい思い出しか残っていないので、それと比べられたミサトもたまったもんじゃないです。 でも、ミサトが何もかもだらしないわけではなく、時に 母親のような接し方をして、シンジをドキッとさせます。 シンジが失敗したり、自分が評価されなかったりするとすぐに拗ねて、自分の殻に閉じこもるんですが、そこでミサトは甘やかすことなく、突き放してシンジが立ち上がるのを待ちます。 このやり取りは、甘えん坊の子どもを厳しくしつける母親のしぐさのように思えるのは、僕だけでしょうか? 2.惣流(式波)・アスカ・ラングレーはシンジに大人の入り口を示した シンジとミサトの不思議な同居生活もすぐに終わりが訪れます。 と言うのも、セカンドチルドレンとして 惣流(式波)・アスカ・ラングレーがやってきて、一緒に暮らすようになるからです。 シンジとアスカは表面的にいえば、アスカのツンデレな行動にシンジがあきれながらも付き合っていた感があります。 でも、今までのミサトとの関係と違って、アスカに対してシンジは初めて「女性」を意識した行動をとります。 シンクロ率をアップさせる訓練としてエアロビクスなどを練習させられることになった時、シンジは思春期の男子らしく、アスカと手をつなぐことをためらいます。 もちろんアスカは「つなぎたくてつないでいるわけではない」と真っ向から否定しますが、アスカもこういう部分を見るとやっぱり14歳の中学生女子だったわけですね。 これ以降、シンジの行動は暴走気味になって来るのですが、そのピークがあの 「自慰行動」だったわけです。 けがをしたアスカを見舞いに行ったはずだったのに、よりによって自分がふがいない戦いをしたためにアスカに負担を賭けてしまい、アスカにけがをさせてしまったのに。 スポンサーリンク アスカが全裸で横たわっていると分かったとたん、こともあろうに目の前で行為に及んでしまうシンジ。 セカンドチルドレンを治療している病室に、監視カメラが付いているのは分かっているはずなのに、そんなことも知ってか知らずか、自分の欲求を満たすことを優先したシンジ。 アスカのおかげで、シンジはごく一部分だけ大人に「シン化」してしまったわけです。 3.綾波レイはシンジに心のよりどころを与えた 一方、同じエヴァパイロットである 綾波レイには、性的な欲求は湧いてこなかったシンジ。 綾波レイ自身は、碇ゲンドウが生み出したクローンであり、こともあろうにシンジの母親であったユイをモチーフとしているクローン。 それをシンジが気づいていたかどうかは分かりませんが、レイ自身はクローンなので、人間として必要な感情を持ち合わせていない部分もありました。 時には全裸で部屋の中を歩いていたり、そんな時にシンジに出くわしても何の感情も表わさなかったりします。 驚くのは、全裸のレイを見た時のシンジが、ムラムラするわけでもなく「服、着た方がいいと思うよ」と、まるで常識人の大人のような対応をする事です。 アスカには欲求を抑えることが出来ず、でもレイには欲求を抑えることが出来る。 この違いは一体何だろうと、僕自身も本当に不思議に思います。 でも、シンジがうすうすと 「レイ=ユイのクローン」であることを気付いていたならば、この対応の違いが起こってもおかしくないんでしょうね。 実際、作中でもレイに対して執着は繰り返すシンジですが、その執着は異性としての存在ではなく、なんだか家族のような、居場所のような、アスカに対するものとは明らかに違うことは、みなさんも理解できると思います。 4.渚カヲル(!)はシンジに独り立ちの機会を与えた ここで 渚カヲルをあげてしまうのをどうしようかと思いましたが、カヲルはあくまで使徒なので、男性とか女性とか性別がないので、あえて紹介します。 実際、シンジとカヲルの関わり方を見ていると、シンジのことを励ましたり、シンジの思いを受け止めてからフォローするところを見てみると、明らかにカヲルの行動は女性的なものだと思います。 シンジからしてみると、アスカは時にガミガミ言うし、レイは何を考えているか分からないし、ミサトはただの酒飲み。 でも、カヲルくんは僕のことを受け止めてくれる、それでいて僕の行動、いや僕のすべてを許してくれる存在。 スポンサーリンク こう考えると、シンジが一番惹かれてしまったのは、見かけが男性(実は使徒)の渚カヲルなのではないかと思えるのです。 身体を密着させる割合や、作中の2人だけのシーンの多さを見ていると、明らかに 相思相愛と受け取られても、おかしくはない。 カヲル自身もまんざらではなかったようで、本当の目的は「シンジに接触してNERVに侵入する」ことだったにもかかわらず、それがうまくいかず、シンジの操縦するエヴァ壱号機に捕獲されると、命を絶つように懇願します。 つまり、自分が好きだった碇シンジに殺されるなら本望だと言う、カヲルの気持ちが明らかになっているシーンなんです。 そして、シンジ自身もカヲルの要求に悩みますが、数分間悩んだ後に、エヴァの掌の中で、カヲルの首を跳ね、苦しむことなく死にいたるようにして、 カヲルの要求を満たすことになります。 この時点でカヲルが使徒と言うことが明白になっていたにもかかわらず、この行動です。 今まで目の前に魅力的な女性が存在していたにもかかわらず、結局シンジが一番好きだったのは、渚カヲルだったというのは、断言しても怒られないでしょう。 まとめ 碇シンジという14歳の少年が、エヴァンゲリオンに乗っているのは、 正直恐ろしいです。 ちょっと拗ねたらエヴァに乗らないっていうし、乗ったはいいけど綾波レイとシンクロしそうになったり、なぜかシン化してサードインパクトを起こしそうになるとか、とにかく危ういったらありゃしない。 こう考えたら、碇シンジって少年は、ただの中二病少年にしておくと、本当に危険(笑)かもしれないです。 でも、そんなシンジが徐々に成長して、大人になっていくのだろうと思えるのが、このエヴァンゲリオンと言う作品でもあるんですよね。 父親である碇ゲンドウに認められたいがゆえに行動に突っ走ることもあるし、最終的には「エヴァに乗らなきゃ僕じゃない」なんて言えるぐらい、役割と責任を見極められるようになっているので、 立派な企業戦士になることは間違いないですよ。

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【エヴァ・LAS】シンジ「結婚しよう」アスカ「はあ?」SS

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シンジはあの直前、他人の存在を受け入れた=自己の存在を肯定しました。 それによってサードインパクトは失敗に終わったわけですが、その後目覚めてみると人間として元の形に戻っていたのは自分とアスカだけでした。 これはシンジにとって「自分の行いは間違っていたのか」という疑問を持たせ、また自己の存在を肯定できなくなりそうな精神状態に追い込んだものと思われます。 また、アスカにシンジはひどいことをしたという負い目がある上、サードインパクト中にシンジが見た夢(?)の中でもシンジと一つになることを最後まで拒否していました。 これはアスカの「シンジに自分を好きになってもらいたい=別々の存在として一緒にいたい」という願望の裏返しなのですが、それがシンジにとっては自己の存在を否定されているように感じられていました。 そのため、自分の存在を初めて肯定できた矢先にその気持ちが揺らいでしまい、さらに自分の存在を否定している(と思い込んでいしまっている)人と二人きりにされてしまったという状況に対し、自分の存在を肯定し続けるために自分を否定していた人(アスカ)を殺そうとしたのです。 その後、その誤解が解けたためシンジはアスカの首を絞めるのをやめたのです。 あのセリフの意味は今でもいろいろと説がありますが、自分は「気持ち悪い」っていうのはアスカなりのシンジへの愛情表現なのだと思います。 あの場面で確かにアスカはシンジを好きであり、シンジの存在を肯定はしていましたが、シンジの自分を殺そうとしてしまうほどの自信のなさと、泣き崩れてしまうような頼りなさなどの欠点までを肯定していたわけではないでしょう。 そういうものは改善させたいと思っていたはずです。 そのため、自分の上で泣き崩れている男らしくないシンジに「気持ち悪い」という強い言葉を使うことで、いわば叱りつけたのではないかと思います。 実際、あの時世界にはシンジとアスカしか存在せず、そんな世界で生き続けていかなければいけない訳ですからだらしのないままでは生き残れない訳でしょう。 なので、ああいう風に叱咤するのはだらしない部分を直してほしい=シンジに自分と一緒にこの世界で生き続けてほしい」という愛情の裏返しなのではないかと思います。 いわば「あんたばかぁ?」と同じような意味で使ったのだと思います。 劇場版の中でシンジは、肉体を失い集まった全人類の魂が、その先どうなるかを決める立場になりました。 すべてが溶けあってひとつになり、やがてリリスから生まれる、ゼーレの言う「あるべき姿」の生命体に宿る魂として生まれ直せば、人類補完計画は達成されます。 しかしシンジは元の、自分がいて他人がいる世界を望みました。 その願いに応えてリリスは、自らと「黒き月」を崩壊させ、集まった魂を解放しました。 そしてシンジとアスカはATフィールドを取り戻し、肉体を再構成して、あの浜辺の場面となります。 他人を望んだのは他ならぬシンジですが、それは他人の恐怖の復活でもありました。 シンジがアスカの首に手をかけたのは、ひとつには間違いなく、酷いことをした(と思っている)アスカに嫌われ罵られて、ふたたび無価値な人間と思わされる恐怖から逃れるためでしょう。 しかし、理由はもうひとつあったと思われます。 それは、自分が選んだもの(=他人)を壊そうとすることで、それが自分にとって本当に大事なものなのか、自分に対して確かめるためです。 3人目のレイが自分の記憶を探ろうとして、ゲンドウの眼鏡を強く握りしめたように。 一方、母親に棄てられたことをトラウマとして持ち、それゆえにエヴァのパイロットであることのみに自分の価値を見出していたアスカは、記憶の中の自分の首を絞めた母が本当の母ではなく、本当の母は弐号機の中でずっと自分を守ってくれていたと気づいたことで再起しました。 トラウマが払拭されたことで、それまで母の記憶とともに拒否したきた「女としての自分」や「母になりうる自分」を、肯定的に捉えられるようになったアスカは、目の前の情けない少年の頬を「嫌ってないよ。 怖がらなくていいんだよ」という思いで撫でます。 アスカに撫でられたことで、シンジは自分を許すことができ、アスカを「大切な他人」と認識するとともに、元の世界を願った理由である「人は傷つけ合うばかりじゃないかもしれない」という微かな希望が、幻ではなかったと気付いて号泣しました。 しかし自分の上で勝手に自己完結して泣き崩れるシンジの姿は、やはり哀れで不可解なものです。 そこでアスカから、口を吐いて出た言葉が「気持ち悪い」です。 他人という存在の不可解さを示しつつ、決して拒絶など悪い感情を抱いているわけでもない、絶妙な言葉だと思います。

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新世紀エヴァンゲリオン劇場版で何故 碇シンジは惣流・アスカ・ラン...

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学校帰り 学校帰り Written By こめどころ 桜の花が咲き終わって葉桜になりつつある。 入学式が終わり、大学では学生がシラバス片手に頭を抱え、始業式の遅い高校生もそろそろ学校に通い始めた。 アスカとシンジの通う高校も、今日はオリエンテーションだけだったので、随分早く終わった。 ふたりが駅の階段を降りてくると、黄色い帽子の小さな子供たちの集団とすれ違った。 「わ、わわわ。 」 あたふたとカバンを持った両手を挙げて子供たちを避けて背伸びをするアスカ。 そのまわりをぞろぞろと黄色い流れが行き過ぎていく。 甲高い声が駅舎に響く。 黄色い花畑の真ん中で踊っているみたいなアスカを見て吹き出してしまうシンジ。 「なによぅ。 笑うなんて!」 「ごめんごめん。 今年の小学校の新入生達だねえ。 」 アスカの様子に昔飼っていた犬を思い出す。 結構強もての近所でも有名な大きな秋田犬だった。 ところがある日、隣りのうちの犬が子犬を産んだ。 生け垣の穴を通ってその怖いもの知らずの5匹の子犬たちはシンジの大きな秋田犬のところにたかってくるのだった。 最初のうちは、威嚇して近寄らせないようにしていたようだが、ある日ふと見ると子犬たちは彼の腹や背中にまとわりついたまま 安心しきって眠っていた。 そして、彼はというとあきらめきった表情でじっとしている。 シンジに気がついて彼は「くおーーーん。 」と情けない声を上げた。 「何とかしてくださいよ、この細かい奴等。 」 と言ったつもりだったのかもしれない。 普段無表情なシンジの笑い声におじさん一家も何事かと飛び出してきて、一緒になって大声で笑った。 秋田犬はふてくされたように、向こうを向いてしまったっけ。 シンジはそんな事を思い出して暫く声をかみ殺して肩を震わせていた。 「なんだってのよっ!まったく!!」 アスカはなぜ笑われているのか分からない。 不機嫌そうに叫ぶとドカドカト足音を立てんばかりの勢いで、先に立って歩いていった。 「まぁーーったく、何で日本人ってのは、おそろいで集団で歩くのかしらねえっ。 あんな細かい頃から・・・っ。 」 その態度と台詞が更にシンジを笑わせるのだけど。 そのとき、ぱたぱたと黄色い帽子の子がもう一人駆け下りてきた。 きょろきょろと、あたりを見回している。 どうもぼんやりしててみんなからはぐれてしまったらしい。 シンジが集団の行った方を見回すと、最後尾の子が今まさに、ロータリーの角のビルを曲がっていくところだった。 でも、小さな一年生の視界には到底届かなかったようだ。 見る見るうちに大きな目に涙がもりあがってくる。 バンバン! いきなり重いカバンと手提げ袋を投げ渡された。 「え?」 アスカがもうその子のそばに走りよっている。 と思ったとたん、その子を小脇に抱え上げると、ダッシュでさっきの集団を追って走り始めた。 「はやいっ!」 シンジはあわててカバンや何かを抱え上げると、アスカを追って走り始めた。 シンジが角を曲がってさらに追いかけていくと、向こうの方で引率の若い先生にアスカが子供を渡しているところだった。 先生は恐縮してぺこぺこしている。 一年生たちが周りを取り囲んでいる。 たんぽぽ畑の中で、立っているように、シンジには見えた。 アスカは、身を翻してこちらに向かって駆け戻ってくる。 目がニコニコしている。 照れくさかったらしくて顔が真っ赤だ。 「お疲れ様、アスカ。 」 「もう、手がかかってしょうがないわよね、小さい子っていうのは!」 シンジが差し出したカバンと手提げを引っ手繰るようにとって、髪の毛をバサッと振り払う。 「放っておくわけにもいかないしね。 」 「そ、そうよ・・・。 なんであんたがさっさとやってやらないのよっ。 おかげであたしが・・・・。 」 「わかった、わかった。 」 「だから、なんかおごんなさいよ!」 「ええ〜〜っ。 」 いつもの帰宅路を、ぽてぽてと歩いていく。 ソフトクリームを舐めて、ご機嫌のアスカ。 荷物はその間全部シンジが持っているのだ。 ずいっ。 顔の前に突き出される、ピンクと白のソフトクリーム。 「暑いんでしょ。 ひ、ひとくちあげるわっ。 」 「いいの?」 「食べるなら、早く食べなさいよ。 溶けちゃうじゃないのっ。 」 先っぽをぱくっと一口かみとる。 「あ、あーーーっ。 こんなに食べたあっ。 あんたには遠慮ってもんがないの?」 「だって、アスカが食べていいって言ったんじゃないか。 」 「こんなに食べていいなんて、だれも言ってません〜〜っ。 」 「わかったよ。 わるかったよ。 」 「わかればよしっ。 だから明日もおごりねっ。 」 にぱっと笑うアスカ。 シンジはがっくりと首を落とす。 「は、はめられたっ。 」 コンフォートマンションの下はグリーンロード地区になっていて、結構植物が植えられている。 その斜面に、冬の間耐えていた草が一面に茂っているのだが、今日の陽気に、一斉に花を開いていた。 小さなすみれの群落。 木陰のカタクリの集団。 その一角に二人が良く立ち寄る空き地がある。 街路のバス停から20mくらい行ったところを、左にトウヒの生け垣を割って入る。 ほんの数mの間、低い3m足らずの雑木が幾重にか重なる中を身体を横にしてカバンを胸に抱えて通り過ぎる。 その向こうのぽっかりと周囲を木に囲まれた空き地にでる。 ここには、たんぽぽの大群生がある。 ついこの間までは土筆がびっしり生えていた。 それをシンジがせっせと摘む。 アスカもそのうち面白がって摘む。 「こんな物が食べられるの?」 「まあ、いまは酒のつまみかなあ。 でも油揚げを刻んでいれて甘辛にして炒めると、結構美味しいんだよ。 」 「ふーん。 今夜作るの?」 「そう、食べるのは明後日かな。 あく抜きもするから。 」 アスカは興味津々で袴脱ぎも手伝った。 その後、胞子で手がみどりいろになって、散々文句を言われたけれど。 苦いと言いながらアスカはご飯を土筆だけで2杯も食べた。 その晩は遅くまで、ミサトの歓声が部屋の中に響いていた。 「うわあ、すごいたんぽぽねえ!この前まではつくしばかりだったのに。 」 アスカが歓声を上げ、靴を脱ぎ捨てて、たんぽぽの上を飛びまわる。 黄色いたんぽぽの絨毯の上でくるくると踊っているアスカは、 まるでさっきの小学生の中で踊っているように見えて、シンジは優しい気持ちでそれを眺めていた。 シンジはカバンを投げ出してこの小さな空き地に寝転がる。 その前は芝生がびっしり生えていたのにいつのまにか粗柴になり、たんぽぽやスギナが大部分を占めるようになった。 真っ青な空が視野いっぱいに広がる。 「奇麗な空。 まるで、アスカの目の色みたいだなあ・・・。 」 その視野の中にアスカが顔をにゅっと突きだした。 「なに?なんか呼んだ?」 びっくりして、慌てて起き出そうとするとアスカに両肩を押さえつけられた。 そのまま馬乗りになって、いたずらをする直前の顔になる。 「ふふふ、動けまい!」 かーっと顔が赤くなるのがわかって、シンジは思いきり腰を突き上げて、体を捻って逃れようとする。 だが、格闘技を身につけているアスカは、両腿でシンジの脇を挟み込んでびくともしない。 「無駄無駄ぁ!!きりきり白状せい!」 ぼくがこんなに意識してるのにアスカったらどうしてこんなに平気なんだ?恨めしくさえなるシンジだった。 「アスカの・・・目がさ。 」 「うん。 」 「空一杯に広がっているみたいで、とってもきれいだなって。 」 「・・・・!」 今度はアスカが真っ赤になる番だった。 「ま、まあね・・・。 あんたはどこにいても私の監視下にあるっていうか、さ。 」 支離滅裂な事を言っている。 そう思ったとたん、自分のしている格好が取っても恥ずかしい格好である事を意識する。 あ、あ、あたしってば・・・。 でも・・・。 アスカが突然真っ赤になって俯いてしまったので、シンジは困惑していた。 恥ずかしいのはぼくの方じゃないか・・・。 でも、次の瞬間、シンジは今度こそ心臓が痛くなるような想いをした。 アスカの上半身が、自分の方に向かって倒れてきたからだ。 ぺったりと、制服のままのアスカが自分の上にかぶさっている。 シンジの目からはアスカの少し赤い金髪と、汗ばんだおでこしか見えなかったけれど。 アスカは、シンジの鼓動を聞いていた。 どく、どく、と打つ拍動が、自分の心臓の音とかぶさっている。 すこしずつ、動いていく手がシンジの手のひらに触れたとたん、シンジの手はアスカの手の腹に合わせられたまま、ぎゅっと握られた。 そうして、もう片方の手も、同じように。 「はあ・・・。 」 万感の思いを込めたため息が、ふたりの口から同時に漏れた。 しかし、自分のため息と相手のため息が同じ意味だなんて事がありえる事だとは思っていないのがこの二人だった。 「な、なによっ。 今のため息はっ!!私がそんなに重いって言うのっ!!」 「ア、アスカこそっ!! ぼくがおこちゃんだとかなんとか、また言うつもりだったんだろっ!!」 一転、怒鳴りあい。 「もうしらないっ!!シンジって最低!!」 「アスカのバカッ。 すぐに怒って、もう知らないからなっ!」 カバンを掴んで飛び出していったアスカの後ろから罵声を浴びせるシンジ。 「小さいんだ・・・な。 」 自分よりずっと小さいサイズの、きゃしゃな女の子用の靴。 シンジはそれを持って、ごそごそと通りに出る。 ちょっと先のガードレールに腰を半分かけるようにして、白い靴下のままのアスカがいた。 カバンを膝の前に持って、ちら、とこちらを不安そうに見る。 シンジは、苦笑いをしながら靴を持ち上げてみせる。 そして、アスカの白い靴下の前に黒い革靴を、きちんと並べて置く。 「ご、ごめ・・・。 」 「ごめんっ!!アスカっ!!」 遮って先に頭を下げるシンジ。 上げた顔がにっこりと笑っている。 アスカの胸の奥が、またきゅうっ、と音を立てる。 そして思わず自分も極上の笑顔を見せる。 「かえろ。 」 「うんっ。 」 ミサトはそんな二人の様子をさっきからずっとマンションのベランダから眺めていた。 アスカとシンジはどこからも見えていないと思っていたが、実はあの空き地はここから丸見えなのだ。 「やれやれ・・・・なーにやってんだかねえ、あの子達。 抱き合ってみたり甘えてみたりケンカしてみたり忙しい事・・。 」 こちらに向かって、指の先をつないで歩いてくる二人が見える。 「お姉さんには目の毒なのよねえ。 此れが飲まずに・・。 」 ぷしゅっ!! 「いられますかって。 」 まあ、いい飲む口実ができたというものですな。 ミサトさん。 あの空き地がこのマンションから丸見えだって言う事にシンジとアスカが気がついたのは、 何と二人が結婚してミサトのところに遊びに来た時だったそうで。 めでたしめでたし。 学校帰り:おわり あとがき: いったいこのSSは何を書いたのでしょうか・・・・。 (@@)?? 特に何の事件もない。 ある日の帰宅路の出来事を並べただけ。 いちおう開設お祝いで書いたのですが・・・・。 お祝いになるのでしょうか? Parlさん、HP開設おめでとうございます。 あなたの開設記念SS「桜の花が舞う夜に」を読んで、じゃあ、この二人はいつもどんな暮らしをしてるのかとつい思ってしまいまして、 筆の向くまま書いてしまいました。 春になって、またEVAーSS界に新しい息吹が・・・。 Parlさん、これから先、期待しております。 頑張っていっぱい作品書いて下さいね。 こめどころ チルドレンの座談会 レイ :「こめどころさんから、投稿作品『学校帰り』を頂いたわよ。 このサイトへ初めて投稿作品を掲載できたわ」 カヲル:「それは、めでたいねぇ。 投稿は、リリンが生み出した文化の...」 レイ :「やめなさい。 いつもそればかりで、芸が無いわ」 カヲル:「......」 いじけているようです。 シンジ:「あ、あの...作品について話した方が良いんじゃないかな」 レイ :「それもそうね。 碇君はどうだった?」 シンジ:「うん。 なんか、暖かくて良かったよ」 アスカ:「そうね。 平和になったあと、アタシ達が幸せそうに暮らしているのは、ナイスね」 シンジ:「アスカ。 アスカも気に入ったんだ」 アスカ:「まあね」 カヲル:「芸が無い...しかし、あれは僕の存在意義...でも、飽きられている...だけど......ブツブツ」 アスカ:「それにしても、アンタって手が早いわね」 シンジ:「僕?」 アスカ:「そう、アンタ。 しっかりアタシのことをモノにしちゃってさ」 シンジ:「モ、モノにしたって?」 アスカ:「アンタ馬鹿。 最後にしっかり結婚したってあったでしょ」 シンジ:「う、うん」 アスカ:「結婚したってことは、アタシの唇とか、純潔とかも、アンタに奪われたってことでしょ」 シンジ:「ア、アスカ!! な、なに言ってんだよ!!」 レイ :「唇を奪ったのは、アスカの方よ。 暇潰しと言って、碇君を挑発してたじゃない」 アスカ:「レイ、アンタは黙ってなさい。 それより、シンジ、認めるわね?」 シンジ:「認めるって、なにを?」 アスカ:「アタシの唇や純潔を奪ったってこと。 認めるわね!!!」 シンジ:「は、はい!」 カヲル:「リリンの生み出した文化...これは、捨てられない...では、どうすれば......ブツブツ」 アスカ:「よろしい。 じゃあ、ここでは、アタシ達....その....あれって事よね」 シンジ:「???」 アスカ:「だ、だからさ...ここでは、ふ、ふふ、夫婦ってことなのよね」 シンジ:「え? あの、その...」 アスカ:「それで...その...夫婦らしくしたいなって...」 シンジ:「アスカ...うん、分かったよ」 アスカ:「じゃあ、お食事にします? それとも、お風呂にします?」 シンジ:「食事は、リスクが大きいから......お風呂にするよ」 アスカ:「分かったわ。 すぐ準備するね。 あっ、でもその前に......ただいまのキスを忘れていたわ(ニヤリ)」 シンジ:「え? むぐっ!!」 アスカさんが、シンジ君の唇を塞いでいます。 レイ :「やっぱり、唇を奪ったのは、アスカの方ね」 カヲル:「新たなネタ...僕の存在意義......ブツブツ」.

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