いつからいつまで?気になる喪中はがきを出すタイミング 年内に身内で不幸があった場合は、 新年の挨拶を控えさせていただく旨などを記した、喪中はがきを出します。 しかし、続柄は親兄弟くらいまでとか、大体年末頃に出すものなど、 ざっくりとした知識はあるけれど、「いつから、いつまでに出すのか」 といった詳細は良く分からない、という方も少なくないでしょう。 実家暮らしと違い、結婚したり独立すると、近くで教えてくれる人も居ないので、 「親族中で不幸があったけれど、義理の親族の場合は喪中はがき出す?」など よく考えたら、あまり詳しく知らなかった…なんて事に気が付いたりするのですよね。 弔事自体が悲しく寂しく、できれば無い方がいいことですし、 慣れる事も出来ないものではありますが、 いざ自分が喪中となった時、落ち着いて故人を偲び、 新年の挨拶を欠く知らせを滞りなくする為にも、 ある程度のマナーや決まり事などは頭に入れておきたいものですよね。 そんな喪中はがきのあれこれを、調べてみました。 今年2019年、年賀欠礼をお出しになるご予定のある方は 是非ご参考にしてみてください。 喪中の範囲は? 喪中はがきの正式名称は【年賀欠礼状】といいます。 亡くなった親族を偲ぶ期間のことを喪中といいますが、 その間は、祝事などを控えることとされており、 喪中はがきは、その旨を事前に知らせる、 すなわち、年賀を欠礼することを目的としています。 そこで問題になるのが喪中の範囲です。 一般的には、1年以内に、 2親等以内の親族が亡くなった場合に喪中はがきを送ります。 続柄としては、1親等=両親・配偶者・子、 二親等=兄弟姉妹・祖父母・孫 までです。 但し、遠縁の場合でも、生前の故人との関係の深さによっては、 喪中はがきを送っても支障はないとされています。 また、結婚した場合は、配偶者側の親族も加わることになりますが、 考え方は同様で、義理の父母は一親等、義理の兄弟姉妹・ 祖父母は二親等になるので、喪中はがきを出すということになります。 ただ最近は、義父母までは喪中ハガキを出しても、 別居する義理の兄弟姉妹や祖父母の場合は、 必ずしも喪中はがきを出すということはないようです。 喪中はがきを夫婦連名で出すかどうかによっても異なってきますので、 それぞれのご家庭のご事情に合わせて対応してくださいね。 喪中はがきを送る時期はいつまで? ご紹介したように、喪中はがきは年賀を欠礼する旨をお知らせするものです。 先方が年賀状の準備をする前に届くよう、 11月中旬くらいから、12月上旬までに送るようにしましょう。 郵便局の年賀状受付は、毎年12月15日から始まることを考えると、 できれば、それまでには届くようにしたいものです。 仮に、年の暮れに不幸があって、 先述した時期に喪中はがきが送れなかった場合は、 年が明けてから、寒中見舞いを出すようにしましょう。 寒中見舞いには、挨拶文と年賀状を頂いたお礼に加えて、 年賀状を失礼したことに対するお詫びなどを書くようにします。 喪中はがきの書き方と文例 喪中はがきは、一般的には郵便局の普通はがきを使いますが、 市販のものを使うこともできます。 デザインや色については、厳格なルールはありませんが、 黒の一色刷りのものが無難でしょう。 最近は、無料でDLできるテンプレートや素材などもたくさん提供されているので、 そちらを使えば、効率的に喪中はがきが作れます。 中でも、日本郵便の無料ソフトはおススメです。 この場合の注意点として… ・いつ、誰が亡くなったのか、 ・故人との続柄 ・「年賀」は使わず、「年始」「年頭」と表記する ・近況報告など余計な情報は書かない この4点は絶対に外さないようにしましょう。 当然のことですが、いつ、誰が亡くなったのかは不可欠です。 この情報が漏れていたので、 喪中はがきを貰った方も困惑したという笑えない話もあります。 注意してくださいね。 喪中はがきは、日頃は余り親交のない方にも出すものです。 しっかりと内容が伝わる文面にまとめることが必須になります。 以上、今回は喪中はがきについて、どの範囲の親族が対象となるのか、 いつから、いつまでに出せばいいのかなどについてご紹介しました。 いかがでしたでしょうか。 親族との永遠の決別は、誰にとっても辛いことですが、 決して避けることができないものです。 突然の不幸があったとしても、喪中はがきをはじめとして、 弔事に関する知識を持っていれば、慌てずに対処することができます。 最低限のルールやマナーは押さえておきたいものですね!.
次の最近は新年の挨拶をメールで行う人も増えてきましたが、喪中のお知らせをメールだけで済ませるのは失礼です。 「喪に服す」と言いますが、正確には「忌」の期間と「喪」の期間は異なります。 忌中とは、神道の「穢れ(ケガレ)である死を忌む期間」という考え方から、忌中時(五十日)は出仕(仕事)を控え、殺生をせず、髭や髪を剃らず、神社に参拝しない、としています。 仏教では四十九日法要が終るまでを忌中とされています。 一方喪中とは、「死者を偲ぶ期間」であるとされ、忌中とは別の考え方になるのです。 日本では、喪中の規定に関する法律は奈良時代の「養老律令(ようろうりつりょう)」にはすでに見られ、江戸時代になると「服忌令(ぶっきりょう)」という法律によって喪中の規定がはっきりなされていて、これらによると父母の喪は12か月~13か月であると制定されています。 明治7年の太政官布告による服忌令では13か月、明治42年の皇室服喪令では12か月と、こちらもほぼ同様の期間が決められています。 現在は服喪期間についての法律はありませんが、だいたい12か月~13か月が一般的。 つまり少なくとも両親が亡くなった場合には、それが何月であろうと新年は喪中であるということになるのです。 故人との関係によって違う服喪期間 服喪期間について、あくまで参考程度になりますが一般的には下記のとおりであると認識されています。 父母、養父母、義父母 …12か月~13か月• 子供 …3カ月~6か月• 兄弟・姉妹 …30日~3カ月• 祖父母 …3カ月~6か月• 祖祖父母、叔父叔母、伯父伯母 …喪中としない 喪中という考え方がない仏教宗派もあります 喪中ハガキは11月末ごろまでには準備しておきたいところ。 遅くても12月10日までに先方に到着するようにしましょう。 日本で一番門信徒数が多い浄土真宗や、キリスト教には喪中の概念はありません。 とはいえ、喪中も年賀欠礼状も社会的習慣として広く認知されていることですから、地域の慣習やお付き合いなどを考慮して、それぞれの家庭で決めたら良いでしょう。 服喪期間でわかる日本の家制度 喪中の範囲についてはよく質問をいただきますが、特に「妻の祖父母は喪中かどうか?」という内容の質問があります。 核家族化が進み、墓も独立、家制度が崩れつつある日本でも、夫側と妻側に喪中期間に差をつけて説明しているマナー本、マナーサイトも少なくありません。 喪中・年賀欠礼状を出す相手 喪中・年賀欠礼状は、例年年賀状のやりとりをしている人全員に出します。 ただし、仕事上のお付き合い上出すほうが良い相手もいますので、その場合は例年通り年賀状を送ることもあります。 喪中・忌中の時のお中元やお歳暮はどうする? お中元やお歳暮は、お世話になった方へのご挨拶という意味ですから、当方や先方が喪中または忌中期間中であっても、贈答してもOKです。 ただし心情的に気になる場合には、時期をずらし、お中元なら暑中お見舞い(残暑お見舞い)、お歳暮なら寒中見舞いとしてお贈りするのも良いでしょう。 【関連記事】•
次のスポンサーリンク 喪中ハガキが友達から来たら返事は必要? そもそも喪中ハガキってなんでしょう? 喪中ハガキとわ、1年以内に親や兄弟近親者に不幸があった場合 私は喪に服している(身を慎んで生活します)ので新年のはがきを書くことができません。 年賀状が書けませんという理由をお知らせしているという趣旨のものなので、 「喪中はがき」を出した人から年賀状が送られてきても構いませんが 私から、年賀状を書くことはできませんって意味です。 喪中ハガキは、だいたい9月から12月の前半に届きます。 ここで本題の喪中ハガキが友達から来たら返事は必要?かどうかですが、 基本的に、返事をする必要はありません。 しかし、何か友達のためにしてあげようって思うことは自然な事です。 そんな人は、2つの返事の方法がオススメです。 喪中はがきできて、メールで返してもいいのと思われる方もいると 思いますが、友達の場合特に決まったマナーやルールはなく 相手を思いやるメールをするといいでしょう。 喪中はがきで初めて知った方は 線香なども一緒に送るといいかもしれませんね。 スポンサーリンク 喪中ハガキが友達から来たら返事はいつまでに返すの? 喪中ハガキは、だいたい早くて9月~遅くても12月の前半に届きます。 特に、決まった日はありませんが。 相手にお悔やみを伝えるという気持ちを込めて すぐに返事をしましょう。 メールやSNS、LINEで返事をする場合は 喪中ハガキが来た後に、出来るだけ早く返しましょう。 喪中見舞いで、はがきや、手紙を送る場合もすぐに送るようにして下さい。 どんなに遅くても年内には届くようにしておくといいと思います。 年末には間に合わない場合は、 1月7日以降に寒中見舞いとして出すのも一つの手です。 寒中見舞いとは、季節のご挨拶や近況報告や健康面に気を遣う 挨拶状になります。 これは、お祝いの意味が含まれていませんので 喪中見舞いとしても使われます。 もし喪中はがきが、12月末に来た場合には寒中見舞いとして返事をするといいでしょう。 喪中ハガキが友達から来たら返事の文例はどう書くの? これまで、メールや喪中見舞いを説明してきましたが、 これから、詳しく文例を紹介していきます。 メールでの返事の文例の前に抑えてほしい事3つを紹介します。 1 友達だかといってあまり崩したメールにしないように 2 お悔やみの言葉は丁寧にする 3 相手を気遣う事を忘れない この3つを考慮して例文をご紹介します。 例文 挨拶状、ありがとうね。 はがきをみて初めて知ったよ。 これから、寒くなるけど身体に気をつけて、 何かあったらすぐ連絡してね。 喪服中って事なので、新年の挨拶は遠慮しとくね。 なんてメールをすれば 友達にも喜ばれると思います。 続いて、喪中見舞いですが。 ここでは、友達にはがきや手紙を 送っても相手の親族に見られてしまう可能性も ありますし、わざわざ喪中見舞いとして 送るわけですからここは丁寧に常識ある喪中見舞いを 送ってあげるといいでしょう。 ここがポイント 1 ハガキの場合は句点、読点を使わない 2 ご挨拶状を頂いた御礼と、ご不幸を知らずに居た失礼をお詫び 3 お悔やみの言葉と慰めや励ましを 4 こちらからも年賀状を遠慮させて頂く旨をお伝えします 5 家族が寂しい新年を迎えることへの慰めと励ましの言葉 6 最後に日付をつける これらを考慮して、例文をご紹介します。 お香典や生前好きな物を選んで送ってあげるのもいいでしょう。 まとめ 喪中ハガキの返事は、一般的に 必要ではありません。 ただ、何かお悔やみの気持ちを伝えたい人は、 メールや喪中見舞いで気持ちを伝えるのは全然ありだと思います。 友達から喪中はがきが来たら出来るだけ早めに返事してあげましょう。 友達なので、そんなにかしこまった形で返事をしなくてもいいともいますが、 親しい仲のも礼儀ありという事で、メールでの返事を送る方が多いと思います。 その際には 1行でも丁寧な文を入れておくと友達に より真剣な気持ちが伝わると思います。 大事なのは、気持ちです。 どんな形でも、友達であればちゃんと伝わるんじゃないかと思います。 たいへんな時期や不安で寂しい時期は誰でもいずれはやってくるものです そんな時、助けあえる友達というのは かげないのない財産だと思います。
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