ライチ 光 クラブ 舞台。 【舞台】残酷歌劇「ライチ☆光クラブ」

未熟な少年の耽美なる夢 『ライチ☆光クラブ』 [マンガ・コミック] All About

ライチ 光 クラブ 舞台

東京グランギニョルの初演から20年という時を経ていたにも関わらず、単行本が幾度となく重版されるほどの人気を博し、さらにその漫画を原作とした舞台も上演されるようになった。 稽古場レポート キャスト全員が揃っての稽古が行われていた都内某所のスタジオ。 稽古場に入ると、いきなり録音がスタートした。 どうやらハイライトで披露される楽曲のようだ。 ロック調の楽曲は、とてもカッコよく、緊張感が高まる。 ゼラ役の中村とタミヤ役の玉置が録音に臨んだのだが、二人の全力歌唱に思わずゾクリ。 骨組み状態で設置されている舞台セットと妙にマッチした感があり、その迫力にいきなり釘付けになった。 その後ウォーミングアップをはさみ、冒頭シーンからスタート。 全員が揃っての稽古は最近あまりなかった様子だが、毎日みっちりと共に稽古をしているとしか思えないほどの息ピッタリ感がハンパない。 すっかり見惚れるその迫力に舞台への期待感がますます高まる。 次のシーンの冒頭まで続けると、そこから小さなタイミングの微調整を含む返し稽古が始まった。 軍隊のように規律正しい動きが求められるパフォーマンスシーンでは、それこそ腕の高さや手の角度、首の動きに至るまでの細かな一つ一つが念入りにチェックされていく。 その現場の集中力の高さに、見ているだけのこちらまで、思わず力が入ってしまう。 今回の上演は、歌謡ファンク歌劇『いやおうなしに』や『カッコーの巣の上で』、『THE ALCURD SHOW』などの作品を手がけてきた河原雅彦が演出、劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が脚本、そして独創的な世界観を持つ東京ゲゲゲイのリーダー牧宗孝(MIKEY)がパフォーマンス演出を手がける。 この三人の才能はもとより、最も注目すべきポイントは、役者陣とダンスパフォーマンスを担当する東京ゲゲゲイのキャスティングだろう。 とにかく、原作の漫画のビジュアルを裏切らないクオリティが素晴らしい。 ゼラ役の中村倫也、タミヤ役の玉置玲央、ジャイボ役の吉川純広、ニコ役の尾上寛之、雷蔵役の池岡亮介、カネダ役の赤澤 燈、ダフ役の味方良介、ヤコブ役の加藤 諒、デンタク役のBOW。 特筆すべきは、中村のクールな美しさ、ジャイボの妖艶さ、雷蔵のキュートさ。 漫画の世界を髣髴とさせるようなキャラクターの完成度に唸らされる。 ちなみに、ヤコブ役の加藤は漫画のそれとは似ても似つかない風貌ではあるものの、道化的な役割としては、逆に原作を凌駕するものがある。 こちらもぜひ注目して欲しい。 また、東京ゲゲゲイのパフォーマーたちによるキレッキレのダンス、ストーリー冒頭シーンの女教師役KUMIのセクシーなパフォーマンスも必見だ。

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残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』 あらすじ

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ライチと私の距離感 原作は読了済、特に信者という訳ではないけれど凄く好きな世界観。 原作だとジャイボが好き。 江本版ライチの初演はチケット争奪戦の波に飲まれて行かない選択をした。 確かあの時も冬場で、何かの帰りで夜遅くにホールの近くを通っていたらライチのセットの搬入をしていてそのセットが中々異様だったのは覚えている。 アイアに移っての再演は、初演の感想を観た上で食わず嫌いをしてしまった。 今となっては観ておけばよかったな~と思っているので反省。 友人に兎丸先生好きがいるので色々聞きつつも、自分は体感していない空気なので江本版との比較などは特になし。 今回はあくまでも丸尾脚本、河原演出、中村主演で「ライチをやる」事と、そこに柿喰う客の玉置玲央氏まで参戦するという事でこれは観るしかないだろ~!!!という作り手側サイドに惹かれての観劇というイメージ。 けど書く。 木村くんと中村くんと、あと橋本淳くんの仲良し悪友トリオがとっても大好きなので、今回中村くんが木村くんと同じ役をやるという時点で大分「アワワワ」となっていたのだけれど、まさか対談までくまれるとは思わず、そこに淳くんの名前が出てくるとはさらに思わずでちょっと大混乱している。 あとキャストが発表した時に「このメンツなら淳くんがジャイボやってもよいのに」と言っていたのだけれど、観劇後「ほんとうにやらなくてよかった、危うく死んでた」と繰り返し話していた。 こうなったらいっそ彼もゼラ様をいつか。 めちゃくちゃ話それてる。 舞台について 客席に付いた瞬間にもう「これはヤ」が漂っていた。 セットがあまりにも豪華すぎるのと、自分の好きな舞台美術が広がっていた。 今回のこのライチの打率については「私が好きな人達が作っている」という事で相当ハードルを挙げていたのだけれど、更に上演前にハードルが上がる。 ちなみに、原作物舞台(ライチにおいては何を原作とするかはちょっと難しいのだけれどとりあえず本記事では兎丸版を原作という事にする)を観劇する際に、原作の予習は必須ではない派だと思っている。 今作品も勿論同じで、原作を知らない人達でも十分に楽しめる作品になっていたと思う。 とはいえグロテスクな描写や性的な描写が多いので「キャストが好き」で普段丸尾作品や河原作品に触れていない層が突然アイアでこの空間を体感したら結構危ないのではないかと思った。 近くの席にいた女の子達(多分キャストのファンだったと思う)もしょっぱなから「ヒッ!」という空気で、終盤にかけてはもう舞台上を観ていられないような空気だったので、その辺りの趣味趣向のとしては原作をチェックしておくというのは大事なのかな~とちょっと思ったり。 そんな風に「原作をチェックする」という事を考えた事がなかったのでなんだか新鮮だった。 今回の私の目線としては、「大人の女性として美しい少年を消費する」という目線ではなくて「男性(もしくは少年)として、思春期の少年たちの美しさに思わず惹かれる」という目線だった。 「女子が好きそうな耽美な男子たち」というよりかは「男から見ても思わず危うくなってしまう男子たち」というかなんというか。 自分が男性ではないのにこういう書き方をするのは難しいのだけれど。 全体的に艶っぽく、とても耽美で、生と性ががっつり交差するこの世界。 けれど下品だとか下劣だとかそういう事は一切無くて、ただただ綺麗で「エッチだな~」という感じ。 (この表現この間も使ったな。 ) 作中わりと冒頭で女教師が下着姿にひんむかれて縛り付けられるシーンがあるのだけれど、そのシーンですらいやらしくない。 というよりあまりの肉体美で「これ逆に下着すらいらないんじゃ…」と思わされる位だった。 かと思えば縛り付けられている鉄棒を使ってポールダンスのパフォーマンスが入る。 あ~~通りでこんなに棒が似合う!しかもこんな肉体美!と初っ端から魅了されまくり。 たった2枚の布切れしか身につけていないセクシーな女性が目の前で踊っているのに、性的ではなくて力強さを感じるってとんでもない。 全体を通しては物凄く「大人たちの本気」を見た。 作りとしてはTheミュージカルに近いというか。 原作をなぞるのではなく、リスペクトした上で新しく物語を紡ぎ、演出し、演じていく。 あくまでも「台本」にあわせて進んでいく世界は観ていて居心地がよかった。 かつて兎丸先生が東京の「」を観劇して新しく自身の漫画作品としてアウトプットしたように、その漫画版を受けて再度自身の作品として今回の作品に携わったメンバーがアウトプットする。 そのリレーが面白い。 作品を愛していく事、作品をつなげていく事ってこういう事なのかな~という。 物凄く「ライチ」という作品への愛とリスペクトが感じられて素晴らしかった。 今回このメンツなのに!?アイア!?と思っていたのが正直なところだったのだけれど、プロデュースにPARCOも噛んでいるのか~と聞いてなんとなく納得。 アイアに関してはむしろどんぴしゃで良いハコを選んだと思う。 広さに関してはちょっと広かったかな…と思うけれど、縦横を縦横無尽につかったダイナミックな演出にはぴったりだったし、ハレーションを起こすような光の変化にも良くあっていた。 更にはどことなく「」のような空気がこのライチにはあっていたと思う。 そしてこの神がかりなキャをしたのは誰なんだ!?と思っていたらのがしょ氏だった。 菓子折りを贈りたい。 全編を通して表現がとてもよかった。 丸尾脚本と河原演出に東京ゲゲゲイのメンバーのパフォーマンスがびっくりするほどぴったりしっくりキマっていた。 の中のデンタク役として1人、世界線をつなぐ女子役として3人、ゲゲゲイのメンバーを入れていたこと、全体のパフォーマンス演出をゲゲゲイの牧さんが行った事でこんなにまとまりがでたのかな~という。 更にはそれを更に彩るダイナミックな河原演出が表現したいものを、役者が皆出せていて世界が統一されていたと思う。 ダンスの揃いっぷりに、まるで何十年も一緒にやっていたカンパニーかのように思えた。 「歌劇と歌われていた今回、個人的には「楽曲です!」という印象が強い楽曲が入ってくるのは少し違和感があった。 カノンがオルガンの弾き語りをする際の楽曲だとか「6・6・6」の使い方は良かったのだけれど、「歌います!」となると少し身構えてしまうところがあったというか。 丸尾脚本が元々「楽譜を書くように書いている」というものなので、そこと歌との違和感ではないと思うのだけれど、もっとノイズみたいな曲でもよかったのかもしれない。 とはいえ別にだからどうしたというレベルの話でもなく、ちょっと違和感だったかもね~位。 VSゼラの際の楽曲はもう歌なのか雄たけびなのか憎しみなのか怒りなのか愛なのかわからないくらい、まるで自分がしらない言語の外国のミュージカルを観ているけれど感動しているような気持ちになっていたので、となると歌劇でよかったのかしら。 難しい。 真ん中通路より後ろで観ていたのでとても観やすかったのと、何より色々飛んでこなかった。 今回物凄くアイアの可能性を観たというか「こんなに水びたしにできるんだ…」という感動すら覚えた。 かなり勢い良く水を撒いていてスプラッシュマウンテンかと思った、最終的には床上浸水状態だったのだけれど、更にそこをキャストが全力で走り回るので前方列は「水が飛びます」というレベルではなく結構思い切り被ってるお客さんもいた。 そして後半途中まで「そこまで血が出ないんだな~」と思っていたのだけれど、くんとジャイボが死ぬ際には物凄い量の血が噴出していて「まさに出血大サービス」と言う感じ。 なんというかゼラ様への愛とか思いが強いほど血が出てるのかなとかちょっと思ったりなんだり。 ビニールが配布されていた事を、後半水が出ている頃に知ったのだけれどあれはもうあんな小さいビニールじゃよけられないレベルなのでいっそジャージを貸し出して頭から浴びた方が早い気がする。 私はむしろ真っ白い服を着ていって頭から浴びたかった。 今回それがあってステージ手前にへりというか堤防みたいなものが出来てるのか…と思ったのだけれど、最前列組は首が痛くならないか気になった。 最前列からあの舞台を観た時の迫力ったらないだろうけれど、首が痛い上に水浸しになり、更に最終局面でビニールを構えるのできちんと見られない、となるとこの世界観が好きな人じゃないとちょっと辛いよなあと思ったり。 しっかしアイアってなんでも出来るんだなあ、と感心。 が1人で先に脱出しようとする際に結構高いところ(照明位置)まで登りきっていたのがすごかった。 アイアはやっぱりこういう「ちょっと変わった演出」をするのに向いているハコだと思う。 河原さんはの時もアイアを使うのが上手かったので、もっとアイアを使って色々やりたい!という演出の人に任せてみる事でよい作品が沢山生まれるんじゃないかな~。 そんなこんなで全員血まみれ、全員ぼろぼろ、全員びしょぬれだというのに、カテコで誰一人喋らないまま静かに終わり、水音と足音とパタパタという空調の音だけがアイアに響いてしいんとしているのがとてもよかった。 キャストと役について 遠慮なく内容も分量も偏った感想を書く。 ゼラ() ゼラ様!ゼラ様!ゼラ様が!エッチすぎる!!!と数時間騒ぎ立てていた。 生に対して貪欲なのに、性に対しては疎そうなところというか、男性度数が低そうなところ……というか率直な書き方をすると「童貞みがある」空気感が木村くんと同じく兎丸作品のメインキャラとしてはとてもしっくり来ていた。 (中村くんや木村くんがそうなわけではなく、あくまでも彼らの演じる役が、というところ) どこまでも人間みが強い等身大の少年として、爪先立ちをして大人達を馬鹿にしながら、大人になんてなりたくないとあざ笑い、美しく咲き誇っていた。 裏切り者が現われ、自分の計画が崩れ始めてからの追い詰められ方が尋常ではなく素晴らしかった。 ジャイボに操られるさまは本当に「何も知らない純粋な少年」で、あまりにも美しかった。 自分が大人の男性だったら連れ帰りそうだなと思わんばかりの美貌。 「ゼラ様、ルート間違えないでくんと生きていたら幸せになれていたかもしれないのに」というような話をしていて、まあでもその事実に気がつけなかった浅はかさが、ゼラ様のとっても醜くてちっぽけな人間らしい美しさだよなあ。 (玉置玲央) どうして突然玲央くんをブチこんできたのか本当に謎だったのだけれど、最終的にほんとうに玉置がよすぎてちょっと勘弁してほしいというか、ありがとうございましたという感じ。 アイアの広さで彼にマイクをつける必要があるのか悩んだのと、バランスもあり結構声を抑えているのでは?という風にも感じられたので地声でやっているところも聞きたかった。 あまりにもが男前かついい奴すぎて、彼氏力が高すぎて死ぬかと思った。 くんかっこいい…。 「女子に触れたことがない」というの絶対嘘でしょ、彼女50人くらいいるって!と言いたくなるレベルにはかっこよかった。 タマコとのシーンのお兄ちゃんっぷりに感服。 とゼラ様の関係性が大好きなので、最後水浸しになりながら2人が戦う所では気がついたら自然と泣いていたし、玉座でゼラ様を諭しながら、ゼラ様に血を浴びせて死んでいくシーンの耽美さ、尊さ、もう全部つらい。 綺麗だった。 くんの返り血を浴びたいだけの人生だった。 ジャイボ() とんでもなく大人の色気たっぷりのジャイボが来た…最強のお姉さまだ…と思ってたら、えっこの人、帝一の東郷菊馬くん…?う、うそでしょ…?役者ってこわい…と震えた。 完璧にゼラ様をリードしまくって手取り足取りの奉仕シーンはもう完璧に「イケナイもの」を見ている子供の気持ちだった。 ライチの果汁を自信の首に塗りつけ、ゼラ様に口移しで食べさせようとするシーンはちょっとどうかしていた。 とんでもない。 ゼラ様よりも圧倒的に力を持っていて、それでもゼラ様に執着するその狂気はたまらなかった。 い、いやー女優だった…。 ニコ(尾上寛之) ゼラ様への忠誠心が怖すぎて見ていてとっても辛かった。 けれど「誰かに必要とされている」からとその人間に忠誠を誓うことって、結局その人が好きだからというよりねじくれまがった自己愛で、自分を愛してもらいたい、自分を必要とされたいという気持ちからだよな~~というのが物凄くよく表現されていて、狂気に満ちたニコだった。 右目をほじくるシーンがあまりにもリアルすぎて、引きで観ていてもかなり本気で右目が痛かった。 誰にも必要とされず、やっと見つけた場所で自分の居場所を守りぬくことってとっても大変だし、そこにしがみつくと人って壊れていってしまうんだよな…とすごい胸が痛くなった。 () ちゃんが池岡くんなのをすっかり忘れていて、更には観ている間も忘れていて、観終わった後に思い出してびっくりした。 そうか、池岡くんだった。 あまりにもDやワタナベやら若手俳優と呼ばれる空気感が無くて、世界に染まってる様が素晴らしかった。 吉川ジャイボが「大人の余裕と美しさ」だとしたら、池岡は「どこまでも浅はかなおませな子供レベル」というのが色濃く出ていて、その対比が面白かった。 オカマというか、かわいさに執着している男の子なのに、まったくもって「女子が求めるかわいい男子」ではなく「女の子として生きてる男の子」なのがこの世界観にあっていてよかった。 「顔だけは!!!」と言われながら全力で顔をぶっ潰されている所がどこまでも大人に抗えない子供の宿命と言う感じ。 カネダ(赤澤燈)&ダフ(味方良介) この2人はセットで語りたい。 初期トリオが本当~~に尊くて、とカネダとダフのやり取りがたまらなかった。 燈くんも味方くんも「若手俳優市場」と呼ばれるところでは相当力量を持っている組だと私は思っていて、けれどその2人が目立つメインキャストではなくこの配置におかれていること、そして「若手俳優」と呼ばれるところから遠い位置にいる玉置とスリーマンセルなのがたまらなかった。 一瞬でも気を抜いたら2人とも置いていかれる、1ミリも気が抜けない、その全力感にこれからもっとこの2人は伸びるんだろうな~とわくわくした。 作中唯一「生々しい卑猥さ」を感じたダフの自慰シーンは、あれは味方くんのファン的にはどうなのだろうかちょっと気になっている。 彼だけたまらなく男子の性を感じてすっごくびっくりした。 あれも全力投球だよな~。 人間の欲求を演技で表現できるというのは凄いことだと思うので、23歳やりよる。 あとは赤澤カネダ(なんかどこかで聞いた名前の並びだな)が玉置をとっても慕っているのが目に見て解ったのがとてもかわいかった。 燈くんってこんなに子供というか幼く見えるんだな~という驚き。 ヤコブ()&デンタク(BOW) ほんとうにいいスパイス役者を持ってきた。 ヤコブの加藤くんは存在感はありながらも前に出すぎず、最後までゼラ様と共にありながら 死に様さえも薄いというヤコブの存在をまんま引き出していたのが好印象。 BOW氏は前述の通りにゲゲゲイのメンバーなので、その1人が側にいるということでたまらなく世界の統一が取れていたと思う。 ライチを作り上げた本人として、ゼラ様やジャイボとはまた違った狂気を持っており、最後まで笑いながら死んでいったのが物凄く印象的。 骨の一本一本が折れるさま、関節が外れていくさまの表現があまりにも上手すぎてみていて痛かった。 ライチ(皇希)&カノン(七木) 「兎丸作品の女子はいつも一体どこから拉致ってくるのかという位に美しすぎる」問題が今回もより強固になってしまった。 ある意味物語の中心に配置されているにも関わらず、どこまでも他人事でライチとだけ物語を作っていくカノンの姿はやっぱり面白い。 そしてライチ役の皇希くんは以前ダンサーとして名前を耳にしたことがあったので、まさか今回ライチに出演しているとはでびっくり。 機械ながらにも人間の心をもち、胸を痛める仕草の表現がよかったので今後も期待。 ダンスのパフォーマンスは言わずもがな素晴らしかった。 そんな2人が紡ぐ愛があまりにも綺麗すぎて観ていて生きているのが辛くなった。 スカートがびちょびちょになりながら、そんな事を一切気にも留めずライチにかけよるさまも、の最期を見届けた後にそこからさるさまも、彼女に対して絶対的な希望を感じて、それがまぶしくて辛かった。 カノンは強い女の子だなあ……。 勿論常日頃自分が観ている作品が手抜きだとは思わないのだけれど、死線の前後で戦っているというか「演劇で生きる・死ぬ」というのはこういう事なのかな~と思わされるキャスト勢と動き方だった。 全体的に私は大好きで、素敵だった素敵だった最高だった観られてよかった、と思えたけれど、同時に「別に万人ウケするものではないよな~」とも思っているのが面白い。 これだから演劇観るのって、やめられない。 どうにかしてもう1回観られないかな~と思ったのだけれど、ちょっとスケジュール調整が厳しそうなのと、これは繰り返し観ない事で逆に大事にするのもアリかもなという方向性に。 個人的には物凄く当たり舞台だったけれど、再演とかはナシでこれっきりのこの時間になるとよりよいかも。 ライビュが行われてDVDにもなるけれど、良ければ劇場でこの空気感を体感してもらえると尚ヨシという感じ。 パンフレットの各人のコメントも対談もとっても素晴らしくて、物凄く満たされている。 今年も残りわずかだけれど、とてもとてもよい時間を過ごせた。

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映画『ライチ☆光クラブ』配役発表! ゼラは古川雄輝・ジャイボに間宮祥太朗 | オタ女

ライチ 光 クラブ 舞台

解説 1985年に劇団「東京グランギニョル」によって上演された舞台をベースに、古屋兎丸が2005年に漫画化した同名作品を、野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗ら旬の若手俳優陣を配して映画化。 工場からの黒い煙と油に塗れた「蛍光町」。 その片隅の廃工場に存在する秘密基地「光クラブ」。 醜い大人になることを拒み、永遠に美しくあることを選んだ9人の少年たちは、「最強の力」と「永遠の美」を手に入れるが、そのことをきっかけに世界が狂いはじめる。 美しい少年たちの愛憎と裏切りの物語が、退廃的な世界観で展開する。 監督は「先生を流産させる会」「パズル」などを手がけた内藤瑛亮。 舞台も漫画も未鑑賞、未読。 確かに批判が多いのも分かります。 舞台なら成り立つかもしれませんが、世界観がすごいので、少しついていけないところもありました。 観る前はかなり安っぽそうと思い観ましたが、なかなかディープでグロくてそれなりに面白かったです。 グロ描写は内藤監督ともあって流石! 「絶対」が崩れ始め、ゼラはだんだん誰も信じれなくなり、仲間同士で殺し合う。 まさか主要キャラ全員死んじゃうなんて… 最後はかなりドタバタで詰め込んだ感があったけれど、衝撃的な展開が強烈でした。 ライチはただただ可哀想でした。 ライチが人を殺すところが何より悲しかった。 そして1番良かったのがキャストです。 若手俳優の超怪演、古川雄輝と間宮祥太郎のBL、中条あゆみの美しさ。 全体的に本当に演技が上手くて、狂っていく感じが最高です。 何も救われませんが、人間の本質的な部分の描き方がリアルで、個人的にはそこまで悪いとは感じませんでした。 とある街の工場内に秘密基地を陣取る美少年9人。 汚れを嫌い、醜い大人達を否定する光クラブ。 そこで繰り広げられる一風変わったドラマ(?)でございます。 大の大人が少年心を持ち、社会に反してクラブの規律を守り生きている。 しかし、それもやがて崩れてゆく。 その「視点」は面白いのですが、(普通一般人には)内容的に「何したいの?コレ」である。 「9人でもこの場面のメインはこいつだ!」と言う人間も分かりづらい。 (服装も皆んな別々に変えりゃ良かったのに。 ) クラブの意味、大人への誘惑、人とロボットとの愛情。 色々テーマが含まれているのですが、上手く混ざりあっていません。 また、映像的に男性としては馬鹿馬鹿しく面白い部分はあるものの、同時に「それは女性は引くでしょ?」部分でもあり、どうせやるなら(例えば)男性鑑賞者に好かれる様な俳優陣(イケメンのみを揃えるのでは無く、BLも捨て)を用意し、内容もマニア度を強めた方が良かったのではなかろうか?と思う程でした。 映画にするにあたって特化出来なかった。 切り捨てる部分を切り捨てれなかった。 やりたい方向性は分かる。 しかしターゲット層は?と思ってしまった映画でした。 元は劇なんだろうな、、、うん劇なら分かる。 舞台なら面白そうだ。 なんか惜しい。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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